Dr 山本の診察室

   Dr Yamamoto's Clinic for ALS patients and families
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佐伯市内のジャカランダの木。花の時期は一見の価値ありです。クリックで拡大します。

狩生画伯、2013年2月遺作

狩生はるこさんは2013年2月26日に亡くなられました。謹んでご冥福をお祈りいたします。これまで多くの絵をありがとうございました。

 自動吸引マニュアル

注射器吸引マニュアル

自動吸引Q&A

平川プレート

内科の病院である大分協和病院で、私は、内科全般の他に、放射線科、難病医療を受け持っております。このページでは、大分協和病院が取り組んでいる、難病とくにALS(筋萎縮性側索硬化症)の在宅医療についてご説明したいと存じます。

ALSは、全身の筋肉を、動かすことができなくなる、という病気です。筋肉を動かすためには、脳からの命令が、運動神経を伝わり、所定の筋肉を動かすという形で行われますが、このうちの運動神経が障害され、脳の命令があっても、筋肉が動かないという状態に陥った状態が、この病気にあたります。

大分協和病院では、この難病ALSへの取り組みを、1991年から続けてきました。まず安全な人工呼吸療法の確立からはじまり、つぎに病室から出てみよう、家に帰ってみようと、患者さん、家族、支援者とともに、地域のなかで、ともに暮らせる社会を志向しながら。大分協和病院では、現在、約18名のALSをはじめとする難病患者さんのサポートを、病院と訪問看護ステーションおよびヘルパーステーションともに従事させていただいておりますが、そのうち15名以上が、既に在宅での療養に移行されています。(2002年5月現在)

大分協和病院の山本です。難病医療について皆さんと一緒に考えていきたいと思っています。

column  山本の主張 

最新版  2016年5月31日 今すぐ瓦を外そう

column back number

Dr Makotyの近況報告
不定期更新 最新 8月5日   

論文
慢性期用タービン型人工呼吸器の酸素使用量についての考察-ピストン型人工呼吸器との比較から-
日本呼吸療法医学会雑誌「人工呼吸」33:91-95,2016. 5月に刊行されました。 WEB版がこちら。

お知らせ
難病と在宅ケア1月号に、PULSARと自動吸引の併用についての論説を載せていただきました

気管切開患者で痰が非常に多い方への対応は、おそらくこれがベストです

自動吸引用カニューレの吸引ライン閉塞対策について
これまで問題であったダブルサクションカニューレの吸引ライン閉塞対策について一案出しています。お試しください 2014/1記

コーケンダブルサクションカニューレ(新型)の解説を書きました
自動吸引用に使えるカニューレの新作が高研より発売されました その使い方と解説です 2013/12 記

高研製コーケンマイスターブレス、コーケンダブルサクション用平川プレートタイプK2販売開始
2013年12月9日、自動吸引に用いる新型ダブルサクションカニューレが高研より発売。平川プレートも新型で対応 2013/12 記

お知らせ
新ALSケアブック・第二版 川島書店
今年出た新版のケアブックに呼吸管理(NIVからTMVへの移行)について書いています 

ランツシステムへの平川プレート装着法
マリンクロットのランツシステムへ平川プレートを装着するには 

胃瘻事故抜去対策法 
私のお勧めする対策をまとめました 

平川ホールドのご提案
コヴィディエン社の小児新生児用ストロングホールドの改良の仕方

自動吸引システム、動画による説明
You Tubeを使った、動画による説明ページ。山本と徳永の対談を掲載。part1「自動吸引を導入するにはどうするか」 part2「自動吸引装置・開発の経緯」

エアトラック私設応援団 その1 その2
安全、確実な気管内挿管を。泉工医科販売のエアトラックを普及させましょう
小生のエアトラックに関するコラムを提示 これは麻酔科のための器具ではありません!
気管内挿管が、胃カメラ程度のストレスに下がります

自動吸引のプレゼンテーション
2011年10月 神経難病の包括的呼吸ケア・ワークショップ(東京)での発表

停電時注射器吸引法
大型注射器を用いた手動吸引のしかた

自動吸引Q&A
自動吸引についてのQ&Aを作りました。実施に際して参考にしてください.2010年12月掲載

平川プレート・タイプKができました 
自動吸引用高研ダブルサクション対応!2010年11月受付開始

コーケンネオブレスダブルサクション 
高研の公式サイトにダブルサクションのページができました 

手動吸引(注射器吸引)マニュアル 
自動吸引を行う前にまずこの方法を試してください

自動吸引マニュアル 
高研ネオブレスダブルサクション発売。低量持続吸引による自動吸引の実現

お知らせ
難病と在宅ケア7月号に自動吸引について書きました

患者家族のための自動吸引使用法について書いています

お知らせ
訪問看護と介護7月号
に自動吸引の論説を書きました

訪問看護師による在宅自動吸引の指導のための理論的バックボーンとして

クリニカル・リハビリテーション誌3月号に自動吸引について書きました 
2010年3月号.ついに自動吸引は非侵襲的持続吸引に到達.

お知らせ
在宅人工呼吸器ポケットマニュアル
 

2009年8月出版されました。私はTMVを担当して書いています。
大変好評らしく、出版半月で2刷り決定。医歯薬出版。

自動喀痰吸引装置2008年度厚労省研班報告書
卵黄72時間連続吸引結果と専用装置の方向性を示す

狩生ギャラリー2008
2008年の狩生画伯の絵を集めました 

お知らせ
難病と在宅ケア2008年7月号VILIについての論説を書きました
ALSで人工呼吸の患者がなぜ「肺炎」で亡くなるのか?それは肺炎ではなくVILIなのです

新型アスパエース対応平川プレート(type B)できました
フレームが拡がったアスパエースの新型への対応品です。把持ゴムの掛け方も変更。

自動吸引装置2007年度厚労省研究班(糸山班)報告書
これまでの自動吸引装置開発の経緯をまとめました.長期安全性に確信.

人工呼吸(日本呼吸療法医学会機関誌)掲載論文
第24巻2号,105〜111,2007 
PDF1MB

平川プレート 頒布開始 
在宅医療の現場から生まれたカニューレ外れ防止装置の決定版 人工呼吸器事故の防止と安全性向上のために 2007年8月 平川プレート作成実行委員会提供

お知らせ
訪問看護と介護2006年1月号〜4月号にALSの呼吸管理と在宅医療というテーマで連載をしました
第1回:ALS、なぜ在宅か 12.20
第2回:TPPVによる長期人工呼吸管理 1.20 (High Volume Ventilationについて)
第3回:最も危険な時期 2.20 (NPPVの導入と展開)
第4回:克服できたこと,しなければならないこと 3.20 (吸引問題,事前指示書など)

第19回大分合同新聞福祉賞をいただきました
自動吸引装置の実用化完成に対して地元の新聞社より福祉賞を贈られました 11月21日
授賞式の記事も出ました。
こちらです。11月29日

2005年6月 近畿ブロックでの総会講演  
日本ALS協会近畿ブロックでの講演記録が出されました。近畿ブロック会報No50の原文をいただきましたので、近畿ブロックのご厚意により掲載させていただきます。在宅医療、呼吸管理から自動吸引装置まで、この15年の私のALS医療の全てを語っています。2005年11月

お知らせ♪ 
訪問看護と介護2005年9月号(医学書院)に自動吸引装置開発や大分協和病院の訪問看護についての記事が出ています
20ページもいただいて、私と徳永さんや大分協和病院訪問看護STの対談記事が出ています。是非ご覧下さい

NPPVと気切の併用について 
2005年7月 日本呼吸管理学会発表内容.NPPVに気切(普段は一方向弁で閉鎖)を併用することで安全性が高くNPPVも延長しうる.また、気切バイレベルで、カフを潰すことで気切であっても換気と発声が両立することを示した.

お知らせ♪ 
看護技術2005年8月号に自動吸引装置についての解説を書きました

気管内痰自動吸引 平成16年度研究報告書
厚生労働科学研究費(長寿総合)による研究報告書.平成16年版および総合版巻頭論文をアップしました.
カフ下部下方内方両吸引と、高容量ローラーポンプの組み合わせで,一日吸引ゼロ達成!

地元の大分合同新聞で報道されました 1面 社会面 
5月22日の大分合同新聞記事です. 

Japan Medicineに紹介されました その1 その2 
自動吸引装置についてじほう社の医学新聞Japan Medicine(5月9日号)に記事が載りました

自動吸引装置についての放映(NHK総合) リンク
福岡のALS患者山口進一様が上記放映をデジタルライブラリとして閲覧できるようにしていただいています.リンク先のページから左のVIDEOのボタンを押し、800. ALS関係TVニュースビデオの項の813番に収められています。2005年1月8日早朝に放映されました.

気管内痰の自動吸引装置研究報告書(H15)
厚生労働省科学研究費補助金による上記研究報告書 PDFファイル
カフ下部吸引用カニューレとローラーポンプによる常時低量吸引の組み合わせを開発

ニューポートベンチレータHT50の呼気弁トラブルについて  
HT50の呼気弁が一体型から分解型に変更され、PEEPがかかるなどのトラブルが頻発しています
2004年7月2日報告

ALS患者へのNPPVの導入と維持について
2003年8月日本呼吸管理学会発表内容。NPPVはALSの早期の呼吸障害にきわめて導入も容易であり、効果も高い。当院での方法論を示した。

狩生ギャラリー       
佐伯在住の狩生治子さんの絵手紙を紹介。狩生さんはALSで闘病中。地元の身障施設でデイサービスを受けておられます。一番館、二番館(2003年2月開館)を展示中。

西田さん初の帰郷 
佐伯で初めて在宅呼吸管理に踏み切られた西田さん。今回は故郷の島にお母さんを訪ねる旅。2002年11月16日

徳永装器製人工呼吸器無線遠隔アラームシステムレポート
人工呼吸器のアラームを感知して、無線で飛ばせるシステムを、自動吸引装置での共同研究者である徳永装器の徳永氏が完成させました。早速協和病院では4台購入し、使用開始しています。その装置の解説と、使用レポート。2002年3月

日本ALS協会事務局長来県(フォトアルバム)
2002年2月8日、日本ALS協会事務局長の熊本氏が、自動吸引装置共同研究グループとのディスカッションのため来県されました。在宅で頑張っておられる大分市、別府市の患者さんのお宅にも訪問させてもらいました。

胃瘻カテーテルによる胃潰瘍形成の危険性
バルーンタイプの胃瘻カテーテルによって出血性胃潰瘍を生じたケースが発現しました.バルーンより先端が突出したタイプのカテーテルを使用するのは危険です.

在宅人工呼吸をされているALS患者さんのための自動吸引装置について
平成12年日本ALS基金研究奨励金対象研究報告書 気管切開-常時人工呼吸管理中の患者に対する自動吸引装置の試作と、ロジックの開発
この研究の最初の報告書 現在はこの方法は用いておりません

佐伯診療所のALSのページ(リンク)
大分県勤労者医療生協佐伯診療所の増永さんの管理するページ. これまでの私のALSについての仕事も紹介してくれています. 当院にて開発した長期人工呼吸管理の方法であるHigh Volume Ventilationについて紹介した論文もここにおいてあります.
ここには特に最近ALSと診断された患者さんやご家族の方々には、是非閲覧していただきたいコンテンツがあります。人工呼吸器の開始や使い方についての私の論説「ALS患者の人工呼吸器について」、私の佐伯市での講演記録「難病と共生する」、本田氏(日本ALS協会大分県支部初代会長)の「療友達の為に行動を起こそうと決意した時に自分の道が開けました」は、是非ご一読ください。

 

Dr Makoty's Library

731部隊元隊員証言記録

私の診ていた患者さんのなかに、元731部隊(関東軍防疫給水部隊いわゆる石井部隊)少年隊の隊員がいました。約7時間におよぶ彼との対話の記録。インタビューは1991年9月。152kb

腐りゆく肺

じん肺患者には肺がんが多い。しかし国は管理4の最重症のじん肺患者しか、その合併を業務上疾患として認めてこなかった。肺がんで亡くなった一人の大分県在住の管理3のじん肺患者の死因について、裁判でじん肺との因果関係が争われた。遺族、弁護士、数学者、医師らの闘いのドキュメント。季刊労働者住民医療にて94年から96年にかけて連載。84kb
裁判は最高裁での上告棄却-敗訴に終わるが、2002年3月、国は、管理3のじん肺に合併する肺がんを認めた。さらに同年8月8日、ついに全てのじん肺に合併した肺がんを業務上疾病と認める決定を行った。野中事件が上告棄却されて3年後のことである。

 

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