編集発行人 コサカが贈る勝手きままな
つれづれ日記です。ハッピーな日もブルーな日も
美味しい珈琲で、一息いれてください。

11月28日 ソウルカフェショー2011

かんかんぼうの池田さん、田島社長、コーヒー社のホー社長と奥様、真ん中は金さん。



初ソウルは、思ったほど寒くなくて拍子抜けであった。
でも3、4車線もある巨大な道路の脇にはビルが立ち並び
いやー、大都会だった。
でもあまりに都会すぎるのと、チェーン店カフェやら何やら
こぎれいな店が多過ぎて、あまり外国にいるという気が
しなかった。街の中心ではなくて路地に入ればそうでも
なかったのかもしれないが、まあ、また次回。
あ、向こうでは山登りが流行っていた。


さて当日は
、翻訳をしてくれた金さんと合流し、会場へ。
初日は、サイン会はないつもりだったが、
数人ほど目の前で本を買っていただいたので
サインをさせてもらった。
初対面の韓国語版「福岡喫茶散歩」は、日本版そのまんまの
表紙と中身であったが、ちょっと印刷がよくない。
私の写真技術のアラが目立つ。
しかし、あ、同じ本だとすぐわかる点はいい。
私の写真入りの垂れ幕や看板も作ってもらっていて
感謝感謝である。会場のすぐ隣でバリスタチャンピオンシップが
開催されていて、ものすごいわき上がっていた。
このイベントの主催が、出版元「月刊コーヒー社」である。



布の垂れ幕、コーヒータイム中の著者。


「月刊コーヒー社」ホー社長は、 約10年間かけて、
まだコーヒーの「コ」の字もなかった韓国に
カフェ文化を築いてきた方。
初対面にも関わらず、気取りもなくとても親近感がわいた。
かつては雑誌の編集者としてパンを担当していて
日本にもよく視察に来ていたとか。
ある時期、日本語を猛勉強したこともあったらしい。
今は、雑誌発刊以外に、バリスタのセミナーを開いたりして
多方面からコーヒー文化の底上げに取り組んでいる。
特別どこに属するではなく、平等な立場から見ている点がいい。
一緒に会社をしている奥様も、最初は「あ、韓国ドラマの
中に出てきそう!」な高級マダムという第一印象だったが、
しばらくするとその飾り気のない笑顔と
品があってやさしい人柄が伝わってきて、ファンになった。
喫茶店を選ぶ時に何を大事にしているかという話になり、
私が店主のマインドですというと、私たちもそうだと
しきりにうなずいておられた。
日本では別府の露天風呂に家族で行ったのが
とても印象に残っているとか。




サインは、ゴールドのペンで。
コーヒーマシンでいれてくれたコーヒーを飲みながら。

見てください、これが韓国語の文章です!
まったく解読不能だけど、良い感じ。




ソウルは通りという通りに、チェーン店カフェが
濫立していて、こんなにあって営業していけるのかなと
心配になるほどであった。たいてい甘いクリームたっぷりの
パンメニューがあるのだが、韓国の未来の食生活は
どうなっていくのだろうと、またしても心配に。
しかしながら、その活気はものすごい。
日本の比ではない。
しかしこれからは、味がいい店でないと生き残って
いけないだろうとホー社長もいわれていた。
これまでソウルのコーヒー業界をリードしてきた
月刊コーヒー社のホー社長としては、目下、
エチオピアなどの生産地巡りに熱心に取り組み始めて
いるらしく、来年もエチオピアに行くらしい。
そういう根本を知る大事さをソウルのコーヒー業界にも
少しずつ広げていきたいから、まずは私が率先して
行っていますと言われていた。


最近では、スペシャリティコーヒーの豆を扱うだけで
「もう絶対美味しいんだ」と過信して、
肝心のローストの技術が伴っていない人が多いと
いう話をされていたので、それは日本も同じと話す。
エチオピアのゴールデンビーンズの話をしたら
それは知らないと興味津々だったので、
先日の30分の映像をお送りしようと思っている。
また来年、コーヒー社が発刊している月刊誌
「COFFEE」の中で福岡の喫茶店の特集をしようと
計画されているそうなので、楽しみだ。
東京の大坊珈琲店の話も出た。


また初日の夜に連れて行っていただいた、
韓国のスペシャリティコーヒー協会理事の馬さんの店
「クラブ エスプレッソ」は、
コーヒー実験室みたいな雰囲気で、コーヒーも美味しかったし
ペーパーフィルターのいれ方もオリジナルの手法を
あみ出していたし、スタッフの雰囲気もインテリアも趣味がいい。

2階がロースト室とクッキーなどを作る場となっていて
スタッフのご飯を作る立派な調理場や休憩室まで完備。
3階は会議室というかミーティングルームや馬さんのデスク。
端材を生かしながらも落ち着きと品のある空間は、
1年前に馬さんと女性スタッフ2名でセルフビルドした
ものらしい。20年目になるお店は、これまで何度も
改装をして中の雰囲気をかえているらしい。
それが楽しくてたまらないと笑う馬さん、オフィスには
電気のストックや大工道具などがそろっていた。
馬さんは、毎朝奥さんの枕元にコーヒーとパンを
もっていってあげる愛妻家。
さわやかながらもダンディで、冒険心にあふれていて
私はすっかりファンになってしまった。






また二日目に行ったカフェ「coffee the sol」は、
天井が高くて、ナチュラル&モダンなインテリア。
スタッフが熱心にコーヒーをいれている姿が好印象。
オーナーは、一見、物静かでやさしい雰囲気の女性で、
私の長崎の叔母にものごしが似ていて、親近感がわいた。
もと社会福祉の仕事をしておられたそうだが、
コーヒー好きが高じて、お店を開いて3年目だという。
ローストも自らするそうで、スタッフが4人。
彼らを育てるためにも頑張らないとといわれていた。
カフェショーでは、バリスタチャンピオンシップの審査員として
コーヒーをたくさん飲んだので大変だったと笑いつつも
わざわざショーの後、店に来てくださった。
その女性は、なんとエチオピア旅行で一緒だった
韓国のバリスタ、ドンさんと毎日のようにコーヒーについて
連絡しあう友達だというから、その場で大盛り上がり。
やっぱり考えが似ている人同士ってつながるものなのだ。



つくづく思うけれど、コーヒーって本当に
とどまる所を知らないなあ。
何気なく見えて、実は存在感たっぷりで、追えば追うほど奥深い。
普段はほんの近所だけの関わりの中に存在するもので
ありながら、少し目線をずらせば、こうやって
世界規模でつながることができるツールでもあって。
一杯のコーヒーに、垣根はない。
これって、やっぱり「ラブ&ピース」ってことよね。
今までどちらかというと自分の中には
あまり置きたくないワードだったけど
安全地帯のマークも「ピース」だしなあ(…またその話題)。


喫茶店を通じて、コーヒーに出会った。
コーヒーを通じて、コーヒーを愛する人達に出会った。
それは私の生涯の宝物だし、これからもマイペースで
磨いていきたいと思う。
福岡という日本のコーヒーの聖地(ある意味)で
取材をさせてもらえた、そういうご縁のおかげでもあるので
皆さまには深く感謝しています。
掲載店には、おそらく一冊ずつ韓国語の本を
お渡しできると思うので楽しみにしていてください。


最後に今回の出版の機会を与えてくれた翻訳の
金さんは、とっても気持ちが熱い女性。

普段は女子大で観光学を教えていて
学園祭では生徒と一緒にKポップを踊ったりと
ノリがよくて、生徒たちにものすごく人気がある。
奇遇なことに、金さんは済州島(チェジュ)出身。
訳者のあとがきには、同じ島の血が呼応させたのかなと
書いてくださっている。祖先はきっとつながっている。
まるで親戚みたいにipadでいっぱい写真を撮ってもらった。

やっぱり向こうではみんな「スマホ」というのか、
指で伸ばしたりするタイプの携帯だったので、
私も次はドコモのそういうタイプにしようかな。
常にネットをチェックして呟き続けることはないと思うけど。
まあ、ともかく今年の一大イベントが終わった。
あとは、12月初旬の東京行が終われば 出張はすべて終了。
年末まで原稿書きに明け暮れたい。
お世話になった皆さま、ありがとうございました!!
これからもよろしくお願いします。
「コーヒーに国境はなし!!」
それではまた明日。


                (編集発行人:コサカ)







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