編集発行人 コサカが贈る勝手きままな
つれづれ日記です。ハッピーな日もブルーな日も
美味しい珈琲で、一息いれてください。

8月22日 FUJI手廻しロースター・スペック発表

絵になる男、違いに敏感な男 大坊勝次。  撮影/水崎浩志



撮影地  蕪木(浅草)にて          撮影/水崎浩志
蕪木さん「大坊さん、お湯わいてます!」
大坊さん「はい、ありがとうございます。今からさっき灼いた豆を
     みんなでテイスティングしてみましょう」






皆さま、お待たせしました。
FUJI手廻しロースターの価格その他があきらかになりました。
今後の大坊さんによる手廻しセミナーの詳細などにつきましては、
富士珈機さんのサイトにて追ってご紹介していきますので
チェックしてください。
それから、大坊さん監修 FUJI手廻しロースターも。


FUJI手廻しロースター
“味わい”を追求する、マニュアルロースターの原点。


●形 式  手廻しロースター
●サイズ  535(W)×275(D)×375(H)
●重 量  12.3kg(ガスバーナーを含む)
●焙煎量/Batch 生豆重量1キロ
●熱 源 ガス(13A都市ガス・プロパンガス)
●ガス消費量 7.82kw/h
●接続ホース径 10A(内径9.5mm)
●付属品 テストスプーン1本、生豆用漏斗
※別売りで竹ザルもご用意しました。
●価格 195,000円(税別)

◆発売日 2017年9月2日(土)
申込み受付け開始日 2017年8月21日(月)
受け付け連絡先   (株)富士珈機 本社(大阪)
           電話06ー6568ー0440
※東京支店では受け付けしていません。
※数量限定での製造販売で初回は50台。なお次回生産予定は現在未定です。
           

実は、豆香洞コーヒーの後藤さんも購入するらしいのですが
外国製の立派な焙煎機を持っているし、
フジローヤルのディスカバリーもあるし、なぜ手廻しを?と
たずねたところ、こんな答えがかえってきました。
「いつもの焙煎は、もちろん豆の顔も見るんですけど、
数字やデータをもとに作っているんですよ。
でも手廻しって温度計もついてないから、頼れるのは
自分の感性だけですよね。そういう焙煎をまたしてみたいなと
思ってたんです。昔やっていた手網にしようかとか
色々考えたんですけど、でも手網はなあとか‥‥。
ディスカバリ−もいいんですけど、やっぱり機械の延長なんですよね。
その点、手廻しは一度もやってみたことがないので、
おもしろそうだし、手廻しで自分が飲みたい、
自分のためだけの珈琲を作ってみたら面白いだろうなと思って。
お店で販売する珈琲豆では、なかなか冒険できませんけど」
自分のためだけの珈琲‥‥。
後藤さんは、焙煎室にいるときがいちばん心落ち着くし、
脳内物質がいちばん多く排出されるのだろう。
本当に心底、コーヒーが好きなんだなあと、唸ってしまいました。



そして昨日、美美の森光さんを慕う岡山の折り鶴さんと
話をしていたら、「森光さんはきっとネルじゃなきゃダメとか
サイフォンはダメとかそうじゃなくて、どんな人のどんなやり方も
一生懸命やっている人のことは認めてくれたし、応援してくれたよね。
だから一人ひとり自由ってことが言いたかったんじゃないですかね」
という話になった。
そういう点は、大坊さんとよく似ている。
大坊さんも店をやっていた頃、人に自分のやり方を
強制するようなことは少なかったという。
もちろん店だからそれなりのルールはあっただろうが
物事を習得するまでは、その人の性格や特性などを把握したうえで
機が熟すのをじっと待ってくれたらしい。
かつて大坊珈琲店で働いていた方と話したとき、
その人は抽出が歴代スタッフの中でもうまくできなくて
なかなかお客さまの前で煎れる許可がおりなかったという。
でも大坊さんは、「あなたは時間がかかるねえ。でもそれでいいんですよ」
と急かすことなく見守り、励ましてくれたらしい。


本当は時間なんてどれだけかかってもいいんだろうな。
締めきりや生活があるから、それなりに
やらなければいけないことはあるにせよ、
人生の持ち時間は来世もふくめると無限であり、今、必死になって
やったことは、きっと次に生かされる。
そして何より夢中になって取り組めることがある、それが幸せ。
人と比べるのではなく、昨日の自分よりどうだったか。
そこで切磋琢磨して、昨日より今日、今日より明日と歩いていけばいい。


珈琲に、正解はないし、良い悪いもない。
すべて人間が勝手に作って勝手にジャッジしているだけの話であり、
それこそ珈琲の実としてはどこ吹く風だろう。
たとえどんな生豆がやってこようと、
手廻しロースタ−の前では焙煎する人は、
丸裸になって自分の舌と向き合い、その釜、その釜のベストを
出していくしかない。
迷いながらも、最後は自分を貫く。
その姿勢をふくめたものが、珈琲の「味わい」になる。



昨日、取材中にSLに群がる鉄ちゃん集団をみた。
集団といっても、個性豊かな年齢バラバラの人々が
結果的に車内にひしめきあっていたわけですけど。
とある駅で、カメラ機材とリュックを背負い、汗と泥にまみれた
傷ついた戦士のような鉄ちゃんが乗り込んできたら、
ほかの子供の鉄ちゃんとかおじさん鉄ちゃんらも、
(おおっ!)という顔つきで二度見していた。
その男性は頭にバンダナをまき、「NIOKA」と背中に記した
巨人軍のTシャツを着て、足首がでるほど丈が短い
くったくたよれよれに着古したグレーのジャージを履いていた。
ひざ小僧は、長き鉄ちゃん活動によって、ぽっこり穴があいている。
戦士が乗り込んできた1分後、車内に、おかきの
香ばしい醤油の匂いが広がった。
銃を、いやカメラを置いた戦士の休息じかん‥‥。
珈琲屋も鉄ちゃんも、さまざまなスタイルが
あっていいし、一人ひとりが型破りでも尊いのだ。
富士珈機さんへのお問い合わせは、お気軽に!

それではまた明日。


                   (編集発行人 コサカ)



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