編集発行人 コサカが贈る勝手きままな
つれづれ日記です。ハッピーな日もブルーな日も
美味しい珈琲で、一息いれてください。

10月17日 子宮と矢上神社




最近、ハマっているブログがある。
子宮委員長はるの子宮委員会
明るいけど血だらけ、赤裸々
すぎる記事を読むにつけ、
好きだと紹介するのは勇気がいるのだが、
玉置浩二ファンをカミングアウトするのと同じく、
私にとっては踏み絵のような存在ということで。
はるさんの文章を読めば読むほど
子宮ってそうか、そんなに自分と繋がっていたんだと
ものすごくびっくりするし、合点がいく。
しかも病気などで子宮を摘出した人や
閉経した人でも、その記憶は健在らしいのだ。
自らの人体実験を「子宮メソッド」として確立させ、
みんなが自由に使えるようにしたはるさんは、すごい。
最近、子宮と名のつく新刊が増えたのは、
はるさんの勇気ある告白によるところが多いのではないか。


はるさんは、ごく普通の恵まれた家庭で育ったらしいが、
ある時、不幸を体験しようと思い立ち、
女性としては最も抵抗感が強く、最低と思われている風俗で
働くことを選択したという。
昼は会社員、夜は風俗。
人から認められたい一心で自分をないがしろにして、
がむしゃらに働き続けた挙げ句、会社をクビになり、
子宮きんしゅや子宮けいがん、精神疾患などを併発、
心身共にぼろぼろになった。
その後もDVは受けるわ、守っていこうと思っていた
結婚相手の子供を亡くすわ、で、拒食症になり、
ここまできてようやく自分の本心に嘘をつかずに
生きようと決意する。
自分の本心は子宮の声であり、その人の魂でもある。
はるさんは、他人軸で生きるクセを修正すべく、
徹底的に自分の子宮と向き合い、 子宮の声をきき、
実行することを地道に行った。


そうこうしていたら「孕ませられたい」という
子宮の命令によって、父親がわからない子供を授かった。
不安を抱えつつもワクワクしていたら、
出産する直前に、結婚&子育てしてくれる夫と出会い、
ふたりして講演会を開き、十分な収入を稼げるようになる。
今は、子育てごと一任する約束で夫ともお別れし、
別の人とつきあっていたが、再び子宮のメッセージに
よって、セックス卒業宣言を行った。
と、以前からはるさんが好意を持っていた男性と
婚約することになられました。
理解しがたい展開がたてつづけに起きる、濃すぎる人生。
でもどんな決断も決して平気だったのではなく、
頭ではなく子宮の声に従うためにドキドキしっぱなしで
命がけの選択をしてきたという。



世間の常識からはずれないように生きる方が、
ある意味、簡単なのだ。
文句を言いながらも現状維持。
ムッとしても怒らずに言葉をのみこんでなかったことにする。
できれば良い人と思われたいし、 世間で正しいと
いわれることをしていた方がパッと見、立派だし、
人から嫌われないし。
自分で自分を認めてあげられないぶん、
人の評価をあてにしてしまう。
私も自分を信じきれなくて、ついそういうことをしてしまう。
でも自分に我慢させ、
子宮の声を無視し続けた酬いは、
必ずやってきて自分を攻撃し始めるのだ。
(そういう意味で、自分にとってイヤなことをする人
というのは、気持ちを解放させてくれる機会を
くれる人ともいえる)
そして、もうかなりキテますよ、限界ですよ〜 という
合図として、病気になったり事故にあったりする。
私もフリーになってすぐ、事件にあったというか、
自分で招いたのだと思う出来事に遭遇した。



今でこそフリーの居心地を謳歌しているが、
4年間の会社員生活でただの一度も
フリーになろうなんて思ったことはなかったし、
会社に属せずに自由な表現活動をする人たちを
見下していたところもあったほど
心が狭くて無知であった。
そんな自分が会社を辞めたのは、やむにやまれずであった。
現に自分が会社にいることで、先輩から
あなたといると吐き気がして気分が悪くなると言われるくらい、
頑な態度で社内をかき乱していた。
でも、こっちも自分の居場所を作るのに必死だったのだ。
あの頃は、自分の明日がまったく見えなくて、
自分の気持ちすらコントロールされていたような感じで
現状にしがみつくのが精一杯であった。
けれども
最終的には、これ以上、この会社にいたら、
頭がおかしくなって自分が自分でなくなると
危機感を抱いたので会社を辞めた。



ライター経験もなく、何ひとつ履歴書に書ける
こともないまま、逃げるようにフリーになって
しばらくは自宅で路地裏喫茶日記を更新することに
おおげさでなく命をかけていた。
まだ自分に自信もなかったし、仕事もなかったからですね。
そんなある朝、ふと目を覚ましたら、目の前に男がいた。
黒いジャージをきてバンダナで顔をかくした男が
私の下着をまくりあげているじゃあないか。
抵抗したら「殺すぞ」と脅され、あきらめかけたが、
「私はねえ、まだ死ぬわけにはいかんとやけんね」と
勇気をふりしぼって叫んだら、元気がでて、
軍手のグ−で殴られながらも必死に抵抗し、
玄関から逃げる男を捕まえようと、
ダッシュで追っかけたという・・・。
野性的ですね、私。
財布にいれていたなけなしのお金や下着をとられ、
顔には殴られたときの軍手のあとがついた。
でも、いつかこうなることが分かっていたというか、
実際に「ついにきたか」と思ったし、
お金がなくなったのに気づいた時は口惜しさに
泣いたけれども、すっきりしたのも事実。
これまでの生活を一新してくれたというか。
厄落としというか。犯人は捕まっていませんが。
あれで強姦までされていたら、またどうなったか
わからないが、時間はかかってもなんとか消化しただろう。
だから、病気も事件も失業も失恋もなんだって、
時がたって振り返れば、すべてヨカッタことになる。
だけど、そのなかでも自分の女性性を受け入れるのは
ハードルが高い。
だから、はるさんの行動が
どんなに命がけかわかって切ない。
そのはるさんの過去の恋愛を題材にした
リリー・フランキー主演の映画(現在、公開中)
パーフェクト・レボリューション」もおすすめです。



そんな山あり谷ありのはるさんとご婚約された
山木龍平ことリュウ博士の著書
「成功している人は、なぜ神社に行くのか?」。
先日、宮崎空港の書店で購入して読んだところ、
神社と仲良くなるには、まず自分が生まれた場所を守る
産土神さまにお参りするといいと書いてあったので、
東長崎の矢上神社に参拝してきました。
私は壱岐の島で3歳から育ったけれど、生まれたのは
長崎市矢上の池田医院という個人病院で
その近所の裏道、長崎街道沿いに矢上神社があり、
いつもばあちゃんや母に手を引かれて歩いていたらしい。
叔母にそれを話すと、 なんと10月17日のくんちで、
4年に一度のコッコデショという出し物があると
いうではないか。
これはもう行くしかないだろというわけで、
朝5時56分の特急列車で長崎へ。
諫早駅から矢上までのバスに乗り間違えたものの、
それはそれで神様のはからいだろうと身を委ね、
道中で思いきり物思いにふけることができた。







コッコデショといえば、10年ほど前に
長崎在住の同業、下妻みどりさんが
これを題材にした渾身のドキュメンタリー作品を
仲間と制作し、賞をもらわれていたけれど、
祭りにほとんど興味のない自分にはピンとこなかった。
しかし、ようやく機が熟したのです。
コッコデショの源流は、大阪府泉州堺のだんじりらしい。
太鼓山をのせた神輿に子供4名をのせて
36人の男子が担ぎながら歩くんですけど、
一番のハイライトは、野太いかけ声とともにお神輿を
上に放り投げて片腕だけでキャッチするシーン。
両手ではなく片腕というところが、粋なんだそうだ。





コッコデショ!のかけ声で
上に放り投げて、キャッチ!
「もってこぉーい!もってこぉーい!」という
かけ声をかける。 in 東長崎中学校グラウンド。
神社を出て、付近を練り歩き、一日中行われる。



未来の担ぎ手もくぎづけ。


神輿を水平に保つために、担ぎ手の身長も揃っていないと
いけないし、担ぎ手になりたい男性は
それを目標に体を鍛えて準備し、立候補するらしい。
観客のおばさまたちは、
「あの腹の底から出る声さ! お腹にずーんってくっと。
あれが良かっさねえ」と目がハートになっていた。
お腹にずーん=子宮が喜んでるってこと!
私も神輿を担ぐ男衆をみたとき、うわっ、
よりどりみどり、格好いい男性って、
いるところにはいるじゃない!と目が血走りましたもん。






矢上神社で甘酒をもらい、お参りしたあと、
地域のおばちゃんらによる舞踊が始まった。
「ばあちゃんもああやって踊りよったんやろう?」
「そう、ピノキオ踊り」
叔母が無表情でズバリ言うので笑ってしまった。
その後、コッコデショのルートに従い、
追っかけして堪能しました。
7年に一度だったのが、開催町が増えたため、
4年に一度、拝めるようになったらしい。
幼い子供からご老人まで心ひとつに、
ご奉納の舞や演奏を習得し披露するという取り組みは、
どんな学校教育にも勝るだろう。
ひとりひとりに役割があって、それを遂行することが
全体にとって良きことになり、見えないものへの
畏怖と感謝を体感できる。
祭りもまた、小さければ小さい土着的なものにこそ、
魂がこもるような気がする。






0歳児の頃にお宮参りで訪れて以来、
42年ぶりに訪れた矢上神社は、楠のご神木に
守られて、気持ちのいい気に包まれている。
コッコデショが始まったのも矢上神社だというし、
かつては長崎市内より矢上や現川の方が
幕府とのつながりも深く、栄えていたらしい。
旧道にある古い洋菓子店も遠い親戚ときいて、
特別な理由もないのに嬉しくなったのは、
やっぱり自分を形作るピースを見つけた
喜びというものだろうか。






子宮委員会のはるさんによると、
子宮を中心とした女性のお腹は、神社に相当するという。
膣は参道、子宮はお宮。なるほどねえ。
私もここ3年ほど秋になると疲れがたまるのか、
膣が腫れてまともに歩けない状態になった。
それがだんだん加齢とともに無理がきかなくなるのか、
昨年は夏、今年は夏前と症状が前倒し&ひどくなった。
1ミリでも体を動かすと激痛が走るという状態に
なって初めて、体の声に従うことに観念したわけで
いやー、無理は、頑固は、いかんぜよ。
女性の健康は、膣から、そして子宮から。
子宮から生まれてきた男性は、
そんなお宮さんを体内にもつ女性の本音を大切にすると、
男性としての魅力が高まり、飛躍するそうです。
それでは、また明日。

●残り19日。めざせネクストゴール220万●
我らが「珈琲美美」森光宗男マスターの生涯
ただ一冊の著書「モカに始まり」を再販するための資金を
クラウドファウンティングで集めようと、
手の間の田中さんを 中心として動いています。

期限は11月6日まで、ネクストゴール達成に向けて、
SNSなどでお知らせいただけますでしょうか。
森光さんを偲ぶメッセージも続々更新中!!
https://readyfor.jp/projects/coffeemocha
フェイスブックも開設! 
https://www.facebook.com/tenomabunko/


<11月6日 メモリアルコンサートのお知らせ>



日時 2017年11月6日(月)
    18:00開場 18:30開演
場所 あいれふホール
   福岡市中央区舞鶴2-5-1 092-751-2827
料金 3000円(全席自由 260席)

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プログラム (一部)森光宗男さんを偲んで
  ゲスト/大坊勝次 聞き手/小坂章子

(二部)コンサート
北口大輔(チェロ)
つのだたかし(リュート)・冨山みずえ(歌)

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チケット問合せ/
事務局(田中)092-407-4836、美美092-713-6024
販売先/ マスカル珈琲、珈琲蘭館、美美など全国のコーヒー店
あまねや工藝店、福岡書芸院、工藝風向
チケットポート福岡パルコ店(福岡パルコ5F)

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                   (編集発行人 コサカ)



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