編集発行人 コサカが贈る勝手きままな
つれづれ日記です。ハッピーな日もブルーな日も
美味しい珈琲で、一息いれてください。

4月25日 かごんま〜

マスターが屋根をきれいに塗り替えたのに、
誰も気づいてくれないんですヨと、
苦笑いしていた。




ぎりぎりまで原稿書きをして
新幹線で鹿児島のいちき串木野へ。
「パラゴン」で行われた冊子「aluhi(アルヒ)」
打ち上げに参加。須納瀬ファミリーや皆さんが
持ち寄ったごはんやつまみを食べ 、
芋焼酎を呑み、わきあいあいとお喋りをした。
冊子で見かけた「西郷どん」とそのお父さんも
ニコニコ顔で登場。西郷どんは、市役所の方だけど
大河にあやかって一年中浴衣姿を貫くらしい。
市の職員さんもがんばってるなあ。
「ジャマイカ」のマスターは、そういう場が
照れくさかったのか差し入れの寿司だけ届けて、
自分は注文の豆を焼かないといけないからと
いう理由につき参加されなかったが、
そういう奥ゆかしいところが「らしい」んですね。
そこに見えていた
方から
「私、小坂さんの『九州喫茶散歩』が好きで、
ネットで探したら古本なのに高い値段がついてて、
新刊より高いって納得できないから
買わなかったんですけどね!」と言われた。
うん、まあ、すごくわかるような、わからんような(笑)。
「あ、へえー、そうですかぁ」と答えながら

森光さんが生前、「モカに始まり」が
ネットで一冊8000円で売られてるらしいよと、
まんざらでもない感じ
で話していたことを
ふと思い出したのだった。



デザインを担当したジャッドの方から、
「うわあ、今、小坂さんの原稿を
ながしてるんだと思うと嬉しかったですよ」と
いわれ、私もそういうふうに言われる身分に
なったんだ、へえーっ、出世したもんだなあと思う。
翌日は、鹿児島では長く続く「南蛮」さんの取材へ。
須納瀬さんも久しぶりに南蛮のマスターに
挨拶をしたいから一緒に行ってもいいですかとのこと。
お一人かなと思ったら、潤子ママ、葵さん、
勇城さんという、いつものオールメンバーで
行くことになっていたようで(笑)。
須納瀬さんが私たちは店には入りませんから、
取材はひとりの方がやりやすいでしょうと
言われるが、せっかくなので取材が終わるまで
離れた席で喫茶タイムを楽しんでもらうことにして
最後はまた皆でわいわい。



それから、とんかつ屋「竹亭」へ。
手頃な値段で肉の味もよく、地元っ子で
ごったがえしていた。
が、原稿修正の知らせが入ったので、
早く返信せねば編集の人が待ってるだろうなと思うと
気が気ではなく、キャベツとごはんが入らなかった。
ビール(小)は、飲み干したけども。
それからまともな珈琲の写真が一枚もない
ことに気づいた「可否館」へ立ち寄っていただく。
珈琲の写真を撮りつつ、自分だけ違う席に座り、
対談本『珈琲屋』の最後の原稿修正を済ませ、
送信することができて、安堵した。
それから、ファミリーと美術館へ。
「こんな大雨の日は、美術館日和よね」と潤子ママ。
「私たち、小坂さんが行くとこ行くとこに、
金魚のふんみたいについてってごめんねー」
さらに、娘の葵さんは
「私、告白していいですか。小坂さん、大好きなんです。
小坂さんの歴史が書いてある“小坂史”を
読んでみたい!」というので、
今度、私の原点ともいえる『徒然印度』を送る事にした。
ファミリーの前では、自分もまったくの素で
いられるので、前世では親戚だったのかなあ。



福岡に着いたら大雨。
バスを待つ人でごったがえしていたので
2台見送って、3台目を待っていたら、目の前を
駆け出し時代にお世話になっていた
秀巧社系列のコピーライターの大先輩、橋本明さんが
あいかわらずのぬぼーっとした白髪頭で
目の前を横切るではないか。
思わず「ああっ、橋本さんっっ!」と大声で呼びかけると、
橋本さんは、びくーっとして目を見開き、
「ああ。最近、心臓がね、悪いもんで
 とまったらどうしようかと。ハハハハ」と、
胸をおさえて笑っていた。
今度、新潮社から自分が企画した珈琲の対談本が
でるんですよと話すと、そりゃ頑張ってるねと
ニコニコ。まともな文章も書けなかったころ、
将来は小説を書きたいと話す私に
いつか本をだしたら読ませてくださいと
言ってくださっていたのだ。小説は書けていませんが
なんとか自分の道を歩んでおりますというわけで、
ご報告ができて良かった。




これが橋本明さんです。名刺の裏の似顔絵。
ほんとーうに、瓜二つです。



必要な人には、こうやってタイミングよく
天がひきあわせてくれるものである。ありがたい。
さあ、これでいよいよ、しばらくとまっていた
『九州喫茶案内』の原稿書きの後半戦を
始められるぞ。それではまた明日。



                   (編集発行人 コサカ)



■■路地裏喫茶日記バックナンバー■■

■TOPページ■