編集発行人 コサカが贈る勝手きままな
つれづれ日記です。ハッピーな日もブルーな日も
美味しい珈琲で、一息いれてください。
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5月17日 ふたたび喫茶散歩
知り合いのライターさんが本づくりを頑張っているのに
触発されて、私も次に改定する予定の「喫茶散歩」2册を
見直し、新たに取材する店を探したりしようと
いう気持ちがわいてきた。
なくなっている店をどうするか。
九州と福岡の内訳をどうするか。
新しく取材する店の方向性は? などまとめつつ、
やっぱり先日西日本新聞に 書いたように、
もう一度、地道に喫茶散歩するっきゃない
(懐かしいフレーズ)かと思いたつ。
店の選定は、やはり私の場合はまぎれもない
「喫茶店」でなくてはならない。
まだまだあるはずだ、メディアには出ていない良い店が。
とりあえず前からずっと気になっていた
博多区のある喫茶店に自転車を走らせた。
ペダルをこぎながら、体中のアドレナリンが
騒いでいるのを感じる。そうそう、この瞬間が大好きなんだ。
店に入ると、前とソファの色が違っている。
張り替えたのね。
中にはサラリーマンがふた組。
「営業成績のいい時は、みんなで盛り上がるけど
調子が悪い時は、傷のなめあいをするからなあ」と話す
中年男性は、蓄膿性らしく時々鼻をかみに外に出ていた。
私は、裏の植物スペースが見えるボックス席に座った。
とびきりの笑顔で挨拶をしてくれる奥さんに
コーヒーを頼んだら、眼光鋭いマスターが
豆をひいてドリップでいれはじめる。
その真剣な立ち姿をガラス板に隠れつつ、じーっと
見つめていたら、胸がいっぱいになった。
ああ、これこれ、こういうことを私はしたかったんだ、
私はこうやって誰が見ていようと見ていまいと、
毎日コツコツ自分たちのやり方で客を迎える
喫茶店主が大好きなんだ。
そう思い、ひとりで感動していた。
まもなくして届いたコーヒーの美味しかったこと。
何か軽やかなスパイシーさを含んだ芳香があって
液体はくっきりと澄んでいる。
わたしゃ、あらためて感動しました。
前に来た時は、おそらくもうページ数もなくて
本に入れるのをあきらめて、その後の改定時に来た時も
閉店間際で入店できなかった。
そしてようやく、今。
タイミングってあるのでしょうかね、
喉元まで取材を申し込む言葉がでかかったが、
また来ますと店を出た。
その後、もう1軒はしご。
こちらは、長年連れ添った夫婦やご高齢のご婦人の
憩いの場として独特の空気を放っている。
鉄板で焼いたホットケーキを食べながら
いつぞや「ホットケーキホットケーキ」と騒いでいたことを
思い出した。三枚のホットケーキは、量もたっぷりで満足。
今日踏み出した一歩は、とってつもなく大きいぞ。
何か新しい扉が開いた感じ。
やっぱり喫茶店が好きなんだという基本に立ち返りました。
さあ、もう一度、喫茶散歩して心のこもった本にしあげよう。
追伸:先日、喫茶店の本を読んでくださった遠藤さまより
http://itosiihibi.exblog.jp/17545995/
で、福岡の美美に行きましたよというお知らせが。
出版社かんかんぼうのファンでもある方です、
ありがとうございます!
それではまた明日。
(編集発行人:コサカ)