編集発行人 コサカが贈る勝手きままな
つれづれ日記です。ハッピーな日もブルーな日も
美味しい珈琲で、一息いれてください。

4月23日 「四月と十月」同人に

北欧 ルイジアナ美術館


まもなく創刊20周年を迎えるという
画家による美術同人誌「四月と十月」の同人に加えていただいた。
名前のとおり、四月と十月に発行される。
といっても、私は絵を描くわけではない。
『珈琲』というタイトルの新連載をしてくださいと
牧野伊三夫さんより依頼があったのだ。
「小坂さんのふざけた感じの文章が好きだから、そういうのを」
とのリクエストだったので、今まですっかり忘れていた
大学時代のコーヒーネタに、ちょうど森光さんが亡くなられた
ばかりだったので、そのことを合わせて書いた。
こんな歴史ある同人誌に、画家でもない私が参加できるというのは、
誠に光栄なことである。原稿料がまっさらなピン札というのも、
真心がこもっていて嬉しかった。野口英世3枚、使わずに、とってある。



連載第一回目のタイトルは「ママとレディ」。
どうだろうかと思いつつ原稿を送ったら編集担当の北さんより
「初回からすごい密度です!」との言葉。
牧野さんにも “小坂さんのご原稿です”と送っていただいた。
原稿に「ご」なんてつけてもらったのは、初めてかも。
牧野さんからは 「もうベラボー!ベラベラブラボー。
まさに僕が期待していた小坂世界であります」との感想が。
連載がたまったら、四月と十月文庫から出しましょうと
言っていただき、心、舞い上がる。
サイトにある取り扱い一覧店のほか、郵便振替で購入もできますので
ぜひ手に入れて
読んでください。『美美』には一冊進呈しました。
そういえば子供の頃、将来の夢は「画家」だった。
大学のすべりどめで美術コースを受けたら、付け焼き刃の
デッサンにも関わらず受かるという、ラッキーな目にもあった。
今思うと、不思議だけど。
油絵に憧れているので、死ぬまでにやってみたい。



昨日は、別府の竹細工職人探しに出かけた。
やぶくぐりメンバーの桐子さんに案内をお願いして別府を走り回る。
世間遺産の写真家、藤田洋三さんも途中からなぜか参加し、
ヒッピーっぽい若い20代の方の家にあがりこんでお茶をいただいたり、
山田別荘のるみさんにお話を伺ったり、職人を訪ねたりと
カオス状態の一日。しかし、まあ、何か一個ものを頼むにしても
これ!という出会いを確信するまでには、自分で現地を歩き、
作り手とそのものを直に見ないとダメだということを改めて痛感。
それを40年以上かけて実践しているのが藤田洋三さんである。
別府を中心とした九州、アジアの歴史をひも解く本を書いている洋三さん。
今まで表にでていない歴史的事実をどうやって調べるんですか?
図書館ですかときくと、「いや、現場よ! 足を使ってそこに行って、
地元の人に話を聞きまくる んよ!」ともっともな方法論を
タバコを吸いながら伝授してくれた。
ま、楽するなってことだな。
しかし歴史にからきし疎く、人や土地の名前もうろ覚えがせいぜい。
これからそういうことをやっていかねばならないことを考えると、
不安におそわれるし、何もしていないのに疲れてしまうけれど、
ちょっとずつでもいいから前進しよう。
洋三さん、自身のモノクロ写真集を持ってきていたので、
私と桐子さんが一冊ずつ買ったら、
「おおっ、これでしばらく生きていけるわ」とホクホクしていた。
いいな、こういうその日暮らしの感覚。
自分もそういう感じだから、
わかるなあ。



今日は、漢方が届いたので、お酒を減らして食も減らして、
体調を整えながら仕事をしていきたい。
油断すると、何もしたくないという怠け心と、漠然とした後ろ向きな
思考回路に占領されてしまいそうな昨今。春だからか。
自分で自分を励ましながら、一個一個目の前のことをやっていこう。
ものごとをすすめる過程に集中しよう。弱気、どっか行け〜! 
明日から大阪出張。
それではまた明日。

                   (編集発行人 コサカ)



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