編集発行人 コサカが贈る勝手きままな
つれづれ日記です。ハッピーな日もブルーな日も
美味しい珈琲で、一息いれてください。


3月18日 喫茶店のラジオドラマ



ラジオドラマを書き始めたら
自分の気持ちがふっと楽になって
それに呼応するかのように、
いろんなことが動き始めた。

随分前にラジオドラマを書きたいんですという
相談というか話を聞かせていただいた方から
今日、新しいラジオドラマに挑戦する
倉本聰のドキュメント番組があるから見てみたらと 
お電話をいただいたのだ。私は、気負うあまり
(単なる言い訳であるが・・・)、
お礼状一枚すら出せていないままで本当に申し訳ないですと
謝ると、「そんなのいいですよ、それより
書いてますか?」とのこと。
「は、はい、二日ほど前から書き始めてですね
近いうちに読んでいただけたらと
ご連絡しようと思っていたんです」
4月に入ったら、こちらから連絡するということで
電話を切った。よし、一歩前進!!
昨夜、お隣さんの家でテレビを見せてもらったが、
倉本さんは喫茶店のシーンを撮るのに
自前のカウンターを作っていてそこでちゃんと
実際に珈琲をいれたり何だりしながら録音されていた。



論理的思考回路が弱い自分でさえ、
いざ書き始めていくと、
やはり構成というものの大事さを痛感する。
ぜひ使いたいエピソードはあるのだが、
それを単なる受け狙い的なもので終わらせるか、
話の中で真実味を持った光るものにするかは、
そこで何を伝えたいかというテーマの確かさにも
かかってくる。テーマといったって、
どっかから無理矢理、もしくは安易に持ってくるのではなく
自分の根っこにあるものでないと伝わるものは書けないだろう。
また実際にありそうな話にするには、
人物設定が鍵となる。
ラジオドラマといえば、音の描写がその醍醐味であるが
音にばかり気をとられていては
話がおそろかになってしまう。


でも確かに珈琲を焙煎する音やネルドリップで
湯を注ぐ音などは情景も香りもイメージできて面白いので、
いつかは筋に入れてみたい。
そうすると、喫茶店を舞台にしたひとりの店主の物語、
もしくは家族、もしくは恋人とかいろんな展開が考えられる。
きっとこれからは、自分が今まで取材してきたこと、
普段の生活の中で感じた些細なことが
生きてくるに違いない。


昨日の午前中は、ある印刷会社の方に自分を
紹介してくれるというので喫茶本、印度本などを持って
出かけた。担当の方も喫茶店が好きらしく、よく行く店に
この本があったから知ってますよとのこと。
小坂さんが文章を書かれる上で大切にして
いらっしゃることは何ですか?と質問されたので、
人から何と言われようと、自分が感じた
最初の感覚を大事にすることですと答える。
いわゆる営業先で、そんな質問をされることは
めったにないので新鮮であった。


帰り道、初めて「日々ノ珈琲」さんへ。
豆を買った後、テイクアウトのケニアを注文して、
店内で飲んで帰ってきた。今からテレビの取材があるので
落ち着かないんですと笑う店主、店内の一画には
お抹茶をたてる道具が畳1帖のスペースに並んでいた。

その後、自転車をこいでいたら
前方からやってきたのは「マンリーコーヒー」
須永紀子さんではないか。
「昼ごはん食べました?」
「まだです!食べましょうか」ということで
とんかつとチャンポンが美味しい「かつえだ」へ。
ふたりとも、豪快にかつ丼をかき込みながら、
いろんな話をした。スターバックスで5年勤務された後
子育てしながら、店を開いて1年半。
女性の焙煎士として福岡の珈琲界を引っ張る
中心メンバーのひとりだと勝手に思っている。
このような偶然も何かの縁でしょうな。


ずーっと先まで繋がっている自分の道のり。
先にある何かを信じて歩いていくのも、
途中でやめるのもすべて自分しだい。
だからこそ、沈むことを恐れてはならない。
沈むからこそ、また浮き上がることができるのだから。
自分に生まれてきたからには目指そうじゃないか、
とことん粘ってあきらめず
心からの喜びを一つずつ手にしていくことを。
それではまた明日。

                (編発行人:コサカ)









■■路地裏喫茶日記バックナンバー■■

■TOPページ■