株式会社 宇佐ランタン
業種 ビニール提灯製造
所在地 大分県宇佐市橋津29-4
創業 昭和48年11月
資本金 1,000千円
特徴
 社員の60%以上を障害者が占め、日本の伝統産業である提灯作りにおいて中心的な役割を担っています。
 当社で生産された提灯は、全国の「祭り」や「イベント」を盛り上げるお手伝いをしています。
 又、印刷工程を併設することによって、文字(イラスト・家紋)入り提灯の納期短縮を実現しました。

ちょうちん業界に新風を 独自の技術確立で高品質の商品開発を
昭和48年に設立された株式会社宇佐ランタンは、ビニール素材のちょうちんを作っている会社です。
本来、紙ちょうちんが主流の中、どこもやっていないビニールを素材としたちょうちん作りに着手しました。
今でも内職中心で行われている作業を、工場で一貫して製造するシステムを導入し、試行錯誤しながらノウハウを作り上げました。
ビニールちょうちんは、お祭りや宣伝の材料、室内のインテリアとして使われています。特に、屋外で使用されることがほとんどなので、風雨にも耐えられるように、接着剤を改良したり、色落ちしない塗料を開発したり、独自の技術を確立してきました。現在、西日本を中心に年間30万個を出荷し、業界トップクラスに成長しました。
障害者のためにできること 一人の人間として
今では、当社の知的障害者たちは、この職場に来て仕事ができるようになり、自信を持ってきたことから、いつも下を向いていた目線がしっかりと前に向くようになりました。
さらに、仕事が忙しくなり、次第に会社が大きくなっているのが分かると、それを支えているのは自分たちであるという自負を持ち始めています。こういう雰囲気にになっていくことが彼らの能力を引き出すことになるのです。そのためにも、障害者たちが働くことの歓びを手に入れ、自らの可能性をフルに発揮できるような働きやすい職場環境をつくっています。
「みんなとなかよくしましょう」「しごとをはやくおぼえましょう」この二つを基本としてやってきました。
社員全員が責任を持って積極的にその業務の遂行に努力しています。
知的障害者が、職に定着しない一番の理由は、働く目的がないことです。その目標をどうやってもってもらうかが、障害者が職場に定着するための大きな要素です。そこで、当社では働く人とその和が財産であると考え、障害者たちが、一人の人間として存在するという場所をつくっていきたいと考えています。
障害者と共に力を合わせて
私たちは生活の中で、随所にちょうちんを見かけることができます。時代の流れをきちんと見極め、博物館でしか見ることができなくならないように、ビニールちょうちんがちょうちんの普及品として、ちょうちん業界を底辺から支えていきたい。また、夏祭りなどで、地域の活性化にも役立てばと思います。
今まで知的障害者たちと共に力を合わせ、ここまでこれたわけですから、これからも今の方向性で、会社の発展と障害者が暮らしやすいような地域づくりに力を尽くしていきたいと考えています。