好転反応(瞑眩)とは言うけれど

漢方薬を服用して好ましくない症状が現れる事を好転反応とか瞑眩などと言います。漢方を研究してきた立場として、果たして其の様な反応が存在するのか甚だ疑問です。好転反応(瞑眩)なんて有り得ないとは云いませんが、好転反応(瞑眩)とされているものの大半が誤治の隠蔽に使われている気がしてならないのです。

一時的にせよ好ましくない症状なんて無い方が良いに決まっているし、実は有害事象であるにもかかわらず、好転反応だと決め付けて服用を継続するのは危険です。

但し下すべくして下ったり、吐かすべくして吐いた後に軽快する事は普通にあります。この場合は吐き下しが起こる事を事前に説明する筈ですから、予期せぬ好転反応とは呼べないと思います。

誤治と副作用は違う

インフルエンザに感染して麻黄湯を処方された事が引き金となって重症筋無力症になった人がいます。科学的に麻黄湯と重症筋無力症との因果など証明されていませんから、麻黄湯の処方医も重症筋無力症の主治医も気に止めていないでしょうが、患者さんだけは麻黄湯を服用してからおかしくなった事に気付いていました。

では科学的に証明するべきでしょうか。そんな事よりも血虚など裏虚がある場合は麻黄湯は絶対禁忌だと周知徹底する事の方が重要だと思います。その為には血虚や裏虚の概念から周知徹底しなければなりませんから簡単ではないかも知れません。