CARRERA / DRAGO (2003.3-)
1996年型のカンパニョーロ・レコードのコンポーネントで組んであったPOSフルオーダーロードは
あまりにも硬く重すぎたため、近年はほとんど出番がないまま過ごしておりました。しかし、このままでは
パーツがもったいないので「1996レコードの墓場」とするべく別のフレームを物色していたところ
ひょいとどこかで見たようなブツが目に止まりました。やはり1995〜6年ごろのものと思しき
カレラのアルミフレーム。それも、今のアルミブームのハシリの頃のもの。
この頃の品物は、チューブにコロンバスのアルテックというアルミチューブセットを使っていて
昨今のアルミフレームと違ってそれほどガチガチの高剛性にはなりきれていなかったシロモノ。
これならば、パーツの年代とも合っているし、今よりも500グラムくらいの軽量化と剛性低下が
期待出来そうだったので、手に入れて組んでみることにしました。

このフレーム、前オーナーによるとモデル名は”DRAGO”とのことでしたが、
いざ実物を手にとって各パイプの形状を見てみると、1995年モデルの”ALTEC”とも違うし、
1996年カタログに載っている”DRAGO”とも違う。どうも1995年のシーズン後半あたりに製作された
過渡的なモデルではないかと推測されます。

さて、いざ組み上げてみると、さすがにいい雰囲気をかもし出しています。
幸運な事に、フレームスケルトンも、ライディングポジションに関わる要素は
シートアングル74度、トップ長540mmと、パーツの移植元であるPOSフルオーダーフレームと
一致していて、無理なくポジション合わせが出来ました。
手持ちのロードレーサーが、どれもウェットコンディションの中で酷使するにはチョット勿体無い
逸品ばかりだったので、それらの代わりに汚れ役を請け負ってもらうにはちょうどいい。
フレーム&フォークがアルミ素材(ステアリングコラムのみスチール)なので、腐食には強いし
パーツもそろそろ使い潰しても惜しくないものなので、ひとつ矢面に立ってもらう事にしました。
組み上げてから慣らしに50キロほど乗ってみた感じでは、硬すぎず、適度にたわむ感触があり
軽くなった車体重量(アクセサリー抜きで9.15Kgほど)と相まってけっこう乗りやすくなりました。
■ サイクリストのホームページ「風の杜」 製作:八木紀彦/NewCOARA(大分コアラ&天神コアラ)会員 ■