シマノSPD−Rペダル&シューズの導入レポート 2001年3月16日(金)

いつ手に入れたのかも忘れてしまうほど、長らく使わずじまいで仕舞い込んでいたシマノのロードシューズ。
このまま置いててもしょうがないので、シマノの新型ビンディング”SPD−R”ペダルを新調して
使ってみる事にしました。

ちょっとした探し物のため、ゴソゴソと部品箱(といっても巨大なダンボール箱ですが)を探っていたら
以前買っておいたロードシューズが発掘?されました。シマノのSH−R211、1999年型です。



上の写真は箱の中身をひろげたところですが、さすがトップモデル。
シューズバッグまでついてるパッケージは私も初めてです。

ここはやはり、純正のSPD−Rペダルで使ってみたいところ。しかし発売当初から
トップモデルのペダルPD−7700は、靴が外れなくなるというトラブルを何件か見聞きしていました。
下位モデルのPD−5500ではそういうトラブルを聞かないので、それとほぼ同一形状の
セカンドグレート、PD−6600を使ってみる事にしました。

 

上の写真は箱の中身を全部出して広げたところ。その右側の写真は付属品を開封して並べたものです。

取扱説明書を見ながら、シューズにクリート(シューズとペダルを連結する金具)を組みつけていきます。
この段階ではクリートの位置は大雑把に決め、取り付けネジは軽く締めておきます。



ペダルのプレートバネ(ペダルとシューズを連結する固定力に影響します)をほぼ最弱の状態まで緩め、
軽い力で着脱出来るようにしておきます。コレ基本。
バネを強くすると、固定力が増して着脱により大きな力が必要になりますので
ペダルの着脱に慣れるまでは、バネを弱くして簡単に外せるようにしておきましょう。



ここで一旦ペダルをシューズに嵌めて、クリートの位置を合わせます。

このSPD−Rペダルの便利なところは、ペダルをシューズに嵌めたままで
クリートの位置を調整(クリート固定ネジを締めたり緩めたり)出来る事。割と便利ですよ。



さて、そのクリートの固定位置ですが、よく言われるのが
「母指球(ぼしきゅう)をペダルシャフトの真上に合わせる」というもの。
慣れてくれば、下の写真のようにシューズの上から指で触っておおよその位置を決められます。



そもそも「母指球」ってなぁに?という人にご説明します。
下の写真(汚い足で失礼!)で指差しているのが母指球。つまり、足の親指の付け根の関節が
ペダルシャフトの真上に来るようなセッティングが基本です。



実際には、走りこんでいくうちに、自分の好みや適性に合わせて
この基本位置から前や後ろにミリ単位で微調整する事になります。
ちなみに、私の好みは基本位置からペダルシャフトを数ミリ後ろにずらしたあたり。

母指球の位置にペダルシャフトを合わせたら、また靴を脱いで
ペダルシャフトが斜めに傾いていないか確認して、位置を整えます。



この辺だな、と位置が決まったら、クリートの固定ネジをしっかりと本締めします。
まだポジションを変えるかも知れないからと、固定ネジを緩く止めておくと
使用中にネジが緩んでクリート位置がずれたり、最悪の場合シューズがペダルから外れなくなったりします。
元の木阿弥にならぬよう、ちゃんと締めて置いて下さい。



クリートは、きちんと締める。固定位置の調整は、何度も繰り返さずに、数回でバチッとキメる。コレ極意。

さて、そのクリート位置なんですが、厳密にみれば人間の体は左右対称にはなっておりません。
走り込みながら、クリートをそれぞれ好みの位置にずらしていくと、左右で異なるセッティングになる事もあります。
が、よほど特異なケースを除けば、そうそう左右で大きく違うセッティングにはならないものです。
訳知り顔で奇抜なセッティングをするのはヤメましょう。基本は左右対称、まずはここから始めましょうね。



クリートを本締めしたら、そのままペダルシャフトを自転車のクランクに固定します。



ペダルをクランクに固定したら、シューズが変な角度になっていないか確かめます。
基本は、シューズが自転車の進行方向にまっすぐとなること。極端なガニ股や内股はダメです。
シューズの固定位置を確かめたら、一旦ペダルから外します。軽くひねれば外れる....はず。



改めてシューズを履き、ペダルの着脱の感触を確かめつつ、数回、着脱の練習をします。
同時にクリートのポジションもチェック。母指球とペダルシャフトの前後位置はうまく出てるかな?



シューズとクランクの間の隙間(クリアランス)がどうなっているかも確かめましょう。
避けられるものなら、クランクが擦り傷だらけにならぬようにしたいものです。シューズも傷みますし。



ペダルに標準でついているクリートは、左右に3度づつの遊びをもたせた「SM−SH91」でした。
上の写真が内側に寄せた状態、下の写真が外側に寄せた状態です。



さあ、ここまで出来たら、あとは実際に走ってみて
違和感を感じたらクリートの位置をずらし、自分の好みに合わせていくだけです。
余りこまめにチョコチョコとクリート位置を変えるのではなく、
2〜3回の変更で最適位置に追い込むつもりで、大胆に、かつ的確に調整を進めましょう。

最後にひとつだけ。余談ですが。

シマノのSPD−Rペダルシステムには「ポントゥーン」と呼ばれるゴム足がついています。
その役割は、下の写真を御覧あれ。



床の上に置いて横から見ると、クリート金具より先に、ポントゥーンのゴム足が接地しています。
このおかげで、クリート金具も床も傷めず、歩行中に滑って転ぶトラブルをも防いでくれます。

(終わり)


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