球磨川センチュリー参加レポート 2001年4月8日(日)

熊本県八代市にて毎年開かれているサイクリングイベント「球磨川センチュリー」に参加してきました。
ちょうど桜の開花時期に絡むこのイベント、走れる人も、走れない?人も、思い思いにサイクリングを楽しめます。

4月8日、時刻は午前2時半を過ぎていたでしょうか。
レガシー・ブライトン220は、降りしきる雨に打たれつつ、ゆっくりと闇の中へ滑り出しました。

地図上で概算をはじくと、熊本県の八代市までは片道200キロ程度のアプローチ。
熊本市街を夜明け前に通過すれば、ほぼ順調なペースで走れるはずです。
大分県南エリアに降っていた雨も、国道10号線の中の谷トンネルを抜けて野津町に入ってみれば
路面はほぼドライコンディション。これなら少し楽が出来そう。

雨の日のアプローチというのは何かと神経を使うもの。巡航速度にして
10キロは控えめに走るので、アプローチ時間も長くなり、その分余計に疲れます。
ABSの付いていない初代のブライトンは、ブレーキペダルを強めに踏むと、いとも簡単にロックするので
この日も出掛けにタイヤのグリップを確かめるべく、赤信号の手前でわざと強めのブレーキング。
ズルッ。このブレークの瞬間のGを体で覚え込み、以降、タイヤを滑らせないように走ります。

白々と夜が明けてきたのは、既に熊本市街を抜けて国道3号線を走っていた頃でした。
ふと西の空を見ると、ポッカリと月が浮かんでいます。



満月?....イヤ、わずかに欠けてて十四夜くらいでしょうか?

熊本市からは高速道路であっさりとアプローチすることも出来るのですが
自転車で走るのもさることながら、車で走るのも好きな私。時間の許す限り、あえて一般国道を走ります。
道路沿いに、なにか生活臭のようなものが感じられる道がイイですね。一桁国道より二桁国道、
二桁より三桁の国道が楽しいですね。

昨年もこの大会に参加しているので、会場までの道順は地図を見なくても....というほどの記憶力は
持ち合わせていないのですが、たまたま?地図に頼らずに記憶と勘で会場の河川敷へと到着しました。
一度だけ、八代ICのそばで地図を開いて球磨川と現在地の位置関係を確認しましたけどネ。
アプローチ距離は約188キロ。会場そばのコンビニエンスストアで朝食などを買い込んで
会場となる河川敷の駐車場へと乗り込みました。

早朝、まだ他の参加者が殆ど到着していないのを見計らって、車の中で服を着替えて
1時間少々の仮眠を....と思っていたら、ナント、昨晩からここで車中泊していた人が居たんですね。
ちょうど私が着替えを済ませた所に声をかけてきたのは、熊本県のサイクリング協会の方。
なんでも昨夜、八代で呑んでいたとか。いやはや恐れ入ります。

午前7時から8時まで、約1時間の仮眠をとって体を起こしてみると、辺りにはいつの間にやら
参加者の車がずらりと並び、ざわつき始めていました。

私も、そろそろ自転車を準備して、受付も済ませておきましょうか。



昨年は、(協会の方に言わせれば「昨年も」らしい)雨に降られてあいにくの大会でしたが
今年はなんとも気持ちのいい晴天。長袖ジャージを準備してきたけど、半袖でよかったかな?
ジャージのポケットに、財布と、カメラと、妖しい液体(?)を突っ込んで、出発準備完了。
さあ、開会式です。



みんな芝生の上に座り込んで、なんともほのぼのとした開会式の風景。
この球磨川センチュリーは、片道50キロ弱の折り返しコースが設定されていて
各自の体力に合わせて途中折り返しOK。
そのためか、参加者の年齢層も幅広く、持ち込む自転車の車種もさまざまで
いかにも「走るぞー」といった緊張感などは....いや、一部の方はハリキッテいるようデス。

開会式が済んで、いよいよ出発の準備。今年も百数十名の参加者が集まりました。

 

公園内でスタートを切り、そのまま列をなして公道へゾロゾロと出て行きます。



出発してほどなく、妖しげな道へとさしかかります。
「車両通行止め? 下車危険? ナニソレ!?」って感じ。

 

下車危険....下車して通らないと危険なのか、急坂の登りの途中で足を着いて自転車から降りると
後続者が追突して危険なのかは知りませんが、みんな力一杯にペダルを踏み込んで急坂を登っていきます。

ここを過ぎれば、あとは普通の田舎道といった感じのルートです。沿道の桜は
すでに散り際の見頃を過ぎてしまっていましたが、時折、風に吹かれて桜吹雪が舞い踊ります。



桜吹雪の中を疾走するサイクリストたち。

コレだ! という瞬間にシャッターを切ったのですが、写真にすると
舞い散る桜の花びらがあまり目に付きませんね。動画が撮れると良かったんでしょうけど。

コースは途中で一度だけ国道に接続しますが、それ以外は
県道や町道レベルの道を使って、常に球磨川を傍らに眺めつつ走ります。
その国道219号線沿いも、沿道に菜の花が咲き春らしい雰囲気がたっぷりと味わえますよ。



瀬戸石ダムを渡ると、第一エイド(休憩所)はもう目の前です。



ところでこの球磨川センチュリーのコースですが、何かと工事中の個所が多く
未舗装の区間や鉄板を敷いた個所が点在しています。ここを快適に走るには
それなりにパンクに強くて、クッションの効くしなやかなタイヤがよさそうですね。



さあ、第一エイドに到着しました。ここまでで約24.5キロ。ほぼ中間地点ですね。

 

このエイドステーションですが、桜の木が数本ありまして
開花時期が合えばのんびりとお花見が楽しめそうです。今年はちょっと時期を逸しましたね、残念。
エイドステーションの少し手前(国道沿いだったかな?)に酒屋さんがあったりして、ロケーションは抜群!?

昨年、私はうっかり先頭集団に巻き込まれまして、フルコースを
全速力で駆け抜けてしまったので、今年はここでのんびりくつろぐ事にしました。
この大会、昼ご飯は用意されていないので、食べ物を持参して走るか、
適当なところで折り返して、ゴール後にどこかに美味しいものを食べに行かねばなりません。

ところで、この大会、自転車雑誌「フィールドバイカーズ」にも登場した熊本県サイクリング協会の方が
参加者と一緒にコースを走っておられましたよ。



球磨川の流れを眺めつつ、のんびりと休息する人たち....の前で、大の字になって
草の上に寝ッ転がる人も居りました。のほほん、のほほん。



一息入れて、さらに先へと向けて出発。
チェレステカラーのビアンキがオシャレですねえ。パチリ。



しばしあたりを観察していると、なにやらパンク修理に手間取っている人たちが居ました。
話を聞いてみると、スペアチューブは持っていたものの、そのバルブ(英式)に合う
携帯ポンプを持っていなかったとか。ナンジャソリャ。
そこで代替策として、バルブ形状はポンプに合う(仏式)けど
タイヤのサイズ規格が合っていないチューブをムリヤリ嵌めて使おうとしています。



数人がかりで、太すぎるチューブを折り畳んで嵌めているのですが.....大丈夫かな?そんなので??

そうこうしているうちに、先頭ランナーが折り返して戻ってきました。
やっぱり、速い人は走るフォームからしてどこか違いますね。遠くからでもすぐに判ります。



私は見た。 到着する参加者のお世話をするエイドのスタッフの方々ですが
隅っこでなにやらコソッと....



かく言う私も、ここでコソッと妖しい液体を....

さて、先頭ランナーの写真も撮れたところで、私はここから折り返します。
この先のコースも、ここまでと同じような雰囲気の道ですので、桜の散り際を逸してることもあり
これ以上は撮るべき写真もそんなに無いかな?と。今年は、私も、のほほん。

帰り道。のんびりと走っていると、川原で釣りを楽しんでいる人を時折見かけました。
鮎には早いし、山女(ヤマメ)って場所でもないし、この時期は何が釣れるんでしょうねえ。
私もしばらくサカナ釣りから遠ざかっているので、ピンと来るものがありません。ううむ?



そして、ゴールの少し手前で、オヤクソク的写真を一枚。
往路で見かけた時に、ここで一枚撮るぞと決めてました。



国道219号線の橋を渡ると、もう会場が見えてきます。ああ、今年の球磨川センチュリーもコレで終わりかあ。

 

ゴールでゼッケン番号を申告してチェックしてもらい、おしまい。そのまま流れ解散です。
来年は、キレイな桜が観れるかなあ?

私が会場を後にしたのは、午後2時45分ごろ。ふたたび国道伝いに帰るのですが
途中どこかで食事をしないとハラペコです。
どこで何を食べようかなあと思案しているうちに、国道57号線の大津の道の駅に到着。
時刻は午後4時45分。昼食というより、もう夕食の時間です。ここで海鮮チャンポンでも食べとこうか?



久しぶりにここで食べる海鮮チャンポン。以前はペロリと平らげていたものですが
なぜか今日は悪戦苦闘。「全部、食えるかな?」と首を傾げつつ、箸で突付くのですが、なかなか減りません。
ああ、最近、体力が落ちたのは感じていましたが、食欲まで減退してるのか?と
少し落ち込みながらも、どうにかキレイに食べ尽くしました。もうお腹イッパイ。油汗?ダラダラです。とほほ。

(終わり)


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