夏、綾町で一服の涼をとる 2001年8月12日(日)

宮崎県宮崎市からほど近い、綾町にあるお酒のテーマパーク「酒泉の杜」は、その周辺に
サイクリスト向きの環境をも備えた絶好のスポット。夏は、やっぱり綾町に限る!?
私も夏にここへサイクリング(+酒を呑み?)に訪れるのは3度目です。

8月12日。夜明け前の午前3時ごろに家を出て車を走らせること150キロ。
宮崎の”チームA”のメンバー共々、知り合いのサイクリストと一緒にサイクリングを楽しむべく
市内の集合場所へとやってきました。なんだかお盆時期に綾町で皆と走るのが恒例行事になりつつある昨今。

私が到着したのは6時45分頃。ほとんど一番乗りだった私がゴソゴソと自転車を下ろして
出発の準備をしている間にも続々とチームAのメンバーが集まってきます。
一年ぶりの再会。あるいはおよそ半年ぶりだったり、2週間前に会ったばかりだったり....いやオヒサシブリ。
互いに近況を話したり、なかには私のシクロクロスバイクを珍しがって見入る人も....見れば見るほど妖しい?

そんな最中、ふと、背後から声を掛けられて、「お久しぶり」と言おうとした私の口を突いて出た言葉は

「はア!?」



松葉杖をついて、なんとも痛々しい姿。 ナニソレ?聞いてないよ!?

なんでも一週間前に自転車に乗ってて事故にあったばかりだとか。なんてこったい....
いくら気をつけていても避けきれない事故というのはありますが、避けられるものなら
出来る限り予測して避けたいものです。あと10メートル、間が空いていれば....お気の毒さま。
今日は走れないけど顔だけ出しにきたようで。....ちゃんと直るまでは自転車乗っちゃダメですよ!

と、こちらにも、今日の話を聞きつけて、挨拶だけでもと駆けつけて下さった御方が....



宮崎市内にあるサイクルプロショップの主です。お店のサイクルクラブのホームページに
私のサイトからリンクを張らせていただいたご縁で、お初にお目にかかりました。
上の写真。何かと気になるんでしょうね。最近初めてロードレーサーに乗りはじめたお客さんの世話を
アレコレと焼いています。

そうそう、集合場所に着くや否や、後輪のスポークがポキポキ折れはじめて
急遽代替ホイールを借りていた人がいましたね。(私じゃないゾ)
思わぬトコロでお世話になりました。



そんなこんなで、なんだかドタバタと慌しかったのですが、午前7時を少し回った頃に出発しました。

今日は宮崎市から県道17号(南俣宮崎線)、県道26号(宮崎須木線)と乗り継いで
「照葉大吊橋」で折り返し、帰りに「酒泉の杜」で大休止?してからのんびりと市内に戻るという計画。
往復で約60キロと、この夏の時期としてはお手ごろなサイクリング距離です。
昨年、やはりこのお盆休みを利用して走りに来た時とほぼ同じプランですね。
....ただ、昨年のように須木村まで行く(往復で約100キロ?)ってのは勘弁してもらいましたケド。

この日は朝から少し曇りがちで、さほど気温も上がらず過ごしやすく感じました。
それにしても、サイクリングだと言うのに踏む人は踏む。時速30キロ台前半で漕ぎたおしてましたね?
私は後方集団でのんびりと見送る事にしました。さよ〜なら〜。



宮崎市内から約20キロ、綾町役場の少し手前のコンビニエンスストアで小休止です。
朝御飯を食べずに来てたのか、ここで食べ物を買っていた人もいました。

ここから県道26号(宮崎須木線)をさらに奥へと走っていくと、ボチボチと登り勾配が始まり
本庄川に沿って、延々と須木村まで登り坂が続きます。



後方集団に混じってのんびりと走っていたら、前方に、途中で折り返して戻ってくる人の姿が見えました。
どうやら、これから仕事に戻るために途中離脱したようです。うう、社長業も大変ですねえ。いってらっしゃい。



ところでこの県道26号(宮崎須木線)、ところどころ樹木が日を遮って影を落としていたりして
私が先週走った大分の県道603号(赤木吹原佐伯線)に雰囲気が似てますね。いいサイクリングルートです。



目の前に、忽然と見事な吊橋が姿を現しました。これが「照葉大吊橋」です。やっと着いたー!
しばし橋の姿形に見惚れつつ、不意に気がついたひとつの事実。 ....これからまだあの高さまで登るのかっ!?



照葉大吊橋の前の駐車場の片隅で、自転車を置いてのんびりと一休みしました。
時刻はまだ9時過ぎ。慌てて酒泉の杜へと引き返したところで、ビアガーデンは開店前。

ここの吊橋は観光地化していて、橋のたもとには何軒かのお店が軒を連ねているのですが
それらのお店も、この時刻ではようやく店を開けはじめたばかりといった風でした。
7時30分に宮崎市内を出発するくらいがちょうど良かったかな?ここまで走行距離は約30キロです。



駐車場の木陰で井戸端会議してたら、ふと気がついた時にはもう午前10時をまわっていました。
そそくさと大吊橋を後にして、酒泉の杜へと折り返します。

登り坂では、前方に果てしなく伸びている道を半ば恨めしげに見つめていましたが
帰り道、それが下り坂となるとまた違った風に感じられます。周囲の緑に心を和ませるゆとりがあります。
山間を縫って走るこういう田舎然とした道って、いいですね。



この県道26号線もまた本庄川に沿って走る川沿いの道。
河川敷には涼を求めてやってきている家族連れなどの姿が見受けられました。
このあたりは、まだ自然のままの姿を残している所が多くて、いいですね。

人の手が入ってないが故か、水量の少なさが見てとれましたね。
どこと限った話ではなく、私が直に目にする範囲では、どこも川を流れる水量が年々減ってきているようで
この先、数十年後、その川が一体どうなっているだろうかと淋しさと不安を感じる事もしばしばあります。



さて、山間部を抜け出して、綾町の街中にさしかかったところで県道26号線を外れ
本庄川の土手の上の道へと入ります。
この川沿いの土手の道を行くと、そのまま酒泉の杜の裏手にあるレストラン前のビアガーデンへと
直接乗り込めます。自転車ならではのショートカット方法ですね。車じゃこうはいきません。

午前11時を過ぎて、ようやく酒泉の杜へ到着しました。

冷房の効いたレストランに入って涼むのもいいですが、ビールを飲むなら
外で夏の暑さをひしひしと感じながら冷たいビールの喉越しを楽しむのがイイですね。



しかし、今年の夏は格段と暑さが厳しいようですね。
なるべく日陰になっている涼しい席を探してウロウロしてしまいました。

ま、なにはともあれ冷たいジョッキを片手にカンパーイ!



集ったメンバーの中に、なんと今日が誕生日という人がいて
ケーキの代わり?にピザで、ロウソクの代わりにタバスコ!?を歳の数だけ垂らして
皆で食べようと言う話になりました。代わる代わる、皆がタバスコの瓶を手にとって
ピザに降りかけていきます。 ....歳の数はいいけど、「一滴」じゃなくて「一振り」だよソレ?

食えるのか?

歳の数だけタバスコを降りかけられたピザは、案の定、端っこの
タバスコがなるべくかかっていないところから奪い合うようにして売れてゆきました。
最後に残っていた一切れがどんな味だったかは、 ....罰ゲームでもヤだな。食べるの。

自転車乗りが集まって酒を飲み始めると、やはり話題は自転車談義?
ハードウェア面、ソフトウェア面、さすがチームAはタレントぞろいですね。話題も豊富で
いろいろと楽しく聞かせていただきました。

楽しい時間は足早に流れ、時刻はすでに午後1時半ごろ。
ほどよく酔いも覚めたところで、宮崎市へと戻ることにしました。



酒泉の杜の表の入り口の横にある湧き水をボトルに汲んで、出発します。
つくづく思いますが、ここはサイクリングスポットとして本当に様々な条件に恵まれてますね。
羨ましい限りです。



陽射しも強くなって、気温も上がってきているので
帰りはのんびりと河川敷のサイクリングロード(綾宮崎自転車道)を使うなどして戻りました。
が、県道17号線に乗り換えたあたりからナニやら秘密めいた?空気が漂い始め、
集団の前方ではメンバーが前に後ろにと、せわしなくうごめいています。 ....来るゾ、来るゾ?

案の定、力を余していた数人が突然スパート! スプリント合戦が始まりました。皆さん、好きですねえ。

....などと言いつつ、今度は私も最後まで先頭グループに食い下がりましたが、さすがに汗だくになりました。
でも、全開走行ってやっぱり気持ちイイですね。全身から汗が噴き出しつつも、気分は爽やかです。



宮崎市の市街地が近づいた所で、それぞれのメンバーの帰途方向が分かれる為
朝の集合場所に戻る途上でいったん解散することになりました。

その分岐点で記念に集合写真をパチリ。

途中離脱して先に帰ってしまった数人のメンバーと一緒に写れなかったのがチョット残念。
今度は朝の出発前に撮れたらいいですね。

かくして、無事に朝の集合場所まで戻ってきたところで二次会?をしようという話になり
メンバーのひとりが営んでいる市内のインターネットカフェを占拠!?
昼御飯(といいつつ缶ビールが....)を兼ねて座談会。これが延々と夕方まで続きました。



今回の綾町サイクリングは、朝は7時前から夕方の7時ごろまで
ほぼ半日という最長滞在時間の遠征となりましたが、おかげさまで楽しく一日を過ごせました。

次に宮崎市を訪れるのは、10月の全九州サイクリング大会になるかな?
皆さん、またその時にお会いできるといいですね。

(終わり)


■ サイクリストのホームページ「風の杜」 製作:八木紀彦/NewCOARA(大分コアラ天神コアラ)会員 ■