佐賀センチュリー参加レポート 2001年9月23日(日)

豊かな自然とオイシイお弁当につられて、また「佐賀センチュリーin古湯」に参加してきました。
前回のゴールタイムを上回る好記録を狙いつつも、カメラを片手に秋の古湯温泉からのレポートです。

9月23日。午前5時過ぎ。改造車の爆音で目が覚めた。

ここは九州自動車道、北熊本サービスエリアの駐車場。
深夜のうちに家からここまで走ってきて、3時過ぎから仮眠をとっていました。
やれやれ。高速のSAは賑やかだな。

しぶしぶとレガシーを九州道の本線に滑り込ませ、長崎道の佐賀大和ICまで一気に走らせます。
佐賀大和ICを下りたら、あとは国道263号線を北上、道路案内板にしたがって
途中で国道323号線に乗り換えて「古湯」を目指します。



....が、ここでひとつの落とし穴にハマりました。

途中で朝御飯を買い込もうと思っていたが、高速を降りてから一軒もコンビニエンスストアを見かけない。
いや、無い訳ではないが、店が閉まっている。行けども行けども道は次第に山深く、うら淋しくなるばかり。

こりゃダメだ。

いったん会場の富士町役場まで着いたものの、また佐賀大和ICの辺りまで引き返す羽目になりました。
この辺りのコンビニはどこも24時間営業していないのだろうか?

佐賀大和ICから数百メートルほど南に下ったところで開いてるコンビニを発見。
高速を降りたとき最初からこうすればよかったのですが、後の祭り。
再び富士町役場に到着したのは午前7時頃でした。

いつものごとく、人気の無いうちに服を着替えてオニギリをパクつきます。
受付は午前8時からなので、それまでは車の中でCDを聴いたりしながら
ウトウトと足りない睡眠時間を補う私。



ところで、今回から私の車と自転車には新兵器?を搭載する事になりました。
噂の「風の杜オリジナルステッカー」です。先日ようやく完成し、今日がお披露目となりました。
まずは遠征に必ず使っているレガシーにペタリ。何処に貼るか散々悩んだ挙句
後部右端に貼る事にしました。渋滞中に後ろの車のドライバーから最も目につきやすい位置。

自転車は、所有車両の全部に張ってたらキリが無い?ので
イベントなど人目につく場に持ち出すものに限定して、順次貼っていく予定です。
まずは今回の佐賀センチュリーに登用するコルナゴ・モノチタン。
派手なアートデコールのおかげで貼る場所の選定には苦労しましたよ。

ステッカーの出来栄えの方は、私的には「....ま、こんなもんか。」というところですが
皆さんの目にはどう映ることでしょう?



さて、時刻は午前8時。さっさと受付を済ませておこう。
今回は90名ほどのエントリーがあったようで、年々増加の一途?
走り甲斐のあるコースですから、100名を超すのも時間の問題ですね。

受付を済ませ、ふらりふらりと会場周辺をゆっくり走って自転車の調子を確認してたら
先刻まで閉まっていた富士町役場のそばのコンビニが開店していました。あらま?



....もうちょっと我慢してたら、わざわざ後戻らなくても済んだ!?

ま、いいか、次回からはちゃんとコレを覚えておこう。



さらに会場周辺をのんびりと散策していたら、熊本から遥々参加しに来た知り合いのサイクリストに会いました。
今回は知人(サイクリングクラブの会長さん)を引っ張ってきたとの事で
その御方がなんと今大会の最高齢参加者となり、地元テレビ局の取材を受ける事となりました。
嬉し恥ずかしのハプニング。



さて、9時20分から開会式、9時30分にはスタートとなります。ふと、我が愛車の装備に目をやる私。
携帯修理工具を、パンク修理だけに限定して装備を軽くしたものか否か。

....ま、このままでいいか。サイクリング大会だし?



富士町役場で開会式が行われた後、スタートは道路を挟んで役場の向かい側にある
北部山村開発センターから行われる事になりました。道路横断の危険と混乱を避けるためです。
続々とスタート地点に移動する参加者。色とりどりの自転車とジャージが華やかです。



(各画像をクリックすると480×320ドットの拡大画像を御覧になれます)

今回、ちょいとタイムを出しに行くつもりでいた私は
コソコソッっと列の前の方に陣取りました。しめしめ、これなら先頭集団に飛びつけるゾ?

スタッフの号令の下、一斉にスタートを切ります。
コースに飛び出てすぐに先頭集団にしがみつく私。この位置ならイイトコ行けそうだ。
あとは、そのスピードについていけるかどうかだが....



さすが、速い人はここのコースレコードを狙って来ているだけあって
序盤からガンガンペダルを踏んでいきます。かなり速いペース。
道幅が狭く、車の往来も割と多いため、加速減速のタイミングを逸した後続者がポロポロと千切れていき
先頭集団は10名ほどにまで絞られました。みんな重いギヤをグイグイ回してスピードを上げていきます。



一時は、ペースが緩んだ隙をついて先頭の前に出て「撮りま〜す」なんて
余裕を見せていた私も、ついには音を上げてしまいました。

は、速すぎるっ!?

遠ざかる先頭集団を見送りつつ、溜息ひとつ。手元のサイクルメーターを操作してみると
走行距離はちょうど10キロ。ここまでのアベレージはなんと30キロ強!
スタートからここまで、ほとんど登り坂なんですけど?....なんちゅうヒトタチだ。

先頭集団から千切れてほどなく、峠の頂上に到達しました。ふう。
ここから唐津までは気持ちのいいダウンヒルです。

この佐賀センチュリーのコースは、走り屋にはヨダレもん!?のコースレイアウトで
スタートからいきなり緩やかな登り勾配で(距離にして13〜14キロ)峠を越え
その先の下りは、カーブが緩く見通しのいい超高速区間のあと
タイトに曲がるコーナーが出没するちょっとテクニカルな個所があり、腕と度胸が試されます。
峠を下りきると、唐津から厳木までの長い長い平地区間はスプリンターの独壇場。
厳木で唯一の給水ポイント(ほぼ50キロの地点)を通過すると、その先は
コース中最大の難易度を誇る峠が出現。
したたかに登らされたあと、ゴールの一歩手前まではまた豪快な下り坂ですが
ここの下りがまた厄介なシロモノで、ブレーキを要するタイトコーナーの手前で
路面が荒れてたりするもんだから、上手にブレーキかけないと直ぐにタイヤが跳ねてロックします。
最後のトドメは、ゴール手前の数百メートルが再び緩やかな登り勾配になっていること。
ここで脚が残っていないと、容赦なく後続者がブチ抜いていきます。ああ、無情。
走行距離も74キロ弱とお手ごろで、力一杯に楽しめます。

さて、最初の峠で置いてけぼりにされたものの、まだゴールタイムで3時間を切るという
当面の目標が生きている私。今回も「道の駅・厳木」を素通りせざるを得ません。
今回はまたそこでスタッフが丁寧に誘導しているもんだから、その横をすり抜けて
道の駅に転がり込むという不埒はやり辛そうでしたね。



いつかきっと、ココで道草食ってやる。
厳木の道の駅を背にしつつ、心に決める私。

さて、コース中唯一の給水ポイントに到着。ここから先は直ぐに峠が始まるので
しっかり英気を養っておきましょう。



ボトルに水を詰めてもらい、バナナを2本食べ、スポーツドリンクを一本空にして
今回は写真撮影もそこそこに再スタートを切りました。



走り出してほどなく、厳木ダムが見えてきます。しかし、ツライのはそのダムから先の登り。
ここの登りは、初めて挑むとどこまで登っても終わりが無いんじゃないかという
錯覚にとらわれますね。先の見えない恐怖感....



峠の途中で、道端にしゃがみ込んでいる参加者を発見。
「大丈夫ですかあ?」
そんなの、見れば判るだろって? イヤごもっとも....



この峠の頂上は、厳木町と富士町の境界になっています。
ここにもひとり、地べたに座り込んでくつろいでいる?参加者が一人居ました。
「アトは下るだけですよぉ〜。」
重力にまかせて下る元気も無いんでしょうか?お疲れさまです....

峠の下りきった所で、国道との合流を鋭角にVターン。あとはゴールまで、ダラダラと登り坂になっています。
「よっしゃ、ここでダンシングしてラストスパートだ!」と思った私。

思ったはいいが、いざサドルから腰をあげてみたものの
脚が攣りそうになり、慌ててそのまま腰を下ろしました。なんてこったい。
やむなくサドルに腰を据えて回転ペダリングに切り替え、じわじわと加速していきます。
これならゴールまで持ちそうだ?

スルスルと車速を上げていく私。やがて前方を走る参加者に並びかけました。
黙って抜くのもナンなので、一声かけてみました。
「ゴールスプリント!」
「いやあ、もう脚が攣りそうですヨ。」
んでは、遠慮なくパスさせていただきまっす。ひゅんっ。
そのまま、渾身のラストスパートでゴールに転がり込みました。

「さあ、何キロだ!? サイクルメーターで、アベレージ何キロが出たんだ?」

ボタンを操作してみると、記録はアベレージ26.7キロ。んー、イマイチっ!?
下りの荒れた路面でホイールがヨタついたのがイタかったな。怖くてスピード出せなかった。
乗り心地はイイなんだけどなあ....やっぱ、記録狙いならもっと硬いホイールを履かねば。



本部席の傍らでは、かわいい女性スタッフがゴールした参加者にお弁当とお茶を手渡していました。
この暑い中、お弁当配りご苦労様です。

さて、何人かまだ知り合いがゴールしていなかったので
私はゴールライン脇の芝の上に座り込んで
のんびりと後続の参加者のゴールを見守りつつ、お昼御飯を食べました。
まだ帰ってこないのかなー。先に食べてるよお。



弁当を食べ終わり、ゴールライン脇の本部の周りをウロチョロしていたら
ふとコースの縦断面図が貼り出されてあるのに気づき、どれどれ?と覗き込んでみました。


(画像をクリックすると、600×240ドットの拡大画像を御覧になれます)

うひゃあ、後半の峠は標高差560m、平均勾配8%もあるのか。どうりでキツイはずだ。
前回は、ここを42×21Tなんていうギヤ比で登ったんだが....自分でも信じられん。
ちなみに今回は39×23Tで、特にギヤが足りないって言う感じもなく登りきれました。
勾配や標高差の数字から言ったら、25か26Tのスプロケットを備えたくなるところですね。



あ、今大会最高齢の御大が戻ってきました。....それも自転車を押して!?

聞いてみると、ゴールの直前でリアタイヤがパンクしたそうで
そのまま押して来たとの事。かろうじて完走、良かったですね。



ゴール後の風景。クラブで大挙して参加して来た人達は、木陰にテーブルなどを出して
仲間とのんびりくつろいだりしていました。こういうのもいいですね。
制限時間の5時間を30分過ぎた午後3時ごろ、ほぼ全ての参加者が走り終えて
スタッフは店仕舞いをはじめました。暑い中、一日ご苦労様でした。

さて、私もそろそろ家路につくとしましょうか。
帰りはどの道をドライブして楽しもうかな?

(終わり)


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