山香町で秋の行楽サイクリング 2001年10月7日(日)

いつになく暑かった今年の夏。それも過ぎて、サイクリングが楽しい涼やかな秋がやってきました。
銀色のススキ、黄金色の稲穂、色鮮やかなコスモスに囲まれて走った、山香町からのレポートです。

朝6時に起床。ゴソゴソと自転車の準備をし、手荷物をまとめ
服を着替えて車に積み込みをはじめた時にはすでに7時半を過ぎていました。

こんなにのんびりした朝は、なんだか久しぶり。

家を出たのは午前8時前。目指すは速見郡山香町の「風の郷」という温泉施設。
今日は、仲間内でのんびりと「山香地ビール」目当てのクラブランです。

弥生町を経由してひたすら国道10号線を北上し、ハーモニーランドを横目に通り過ぎて
山香町までは90キロ少々のアプローチ。
「風の郷」に到着したのは、集合予定時刻の午前10時直前でした。
さっそく自転車を下ろして出発の準備。
すでに家でタイヤに空気を入れてきたので、車から降ろせばあとは走り出すだけです。



今日の予定のツーリングコースは、山香温泉・風の郷から
広域農道(速見大田ふれあいロード)を登り、頂上を越えて少し下ったところから右に分岐して
県道24号(日出山香線)、県道218号と渡り歩き、APU(立命館アジア太平洋大学)の横を通って
国道500号線に接続。アフリカンサファリの横を通過し
東椎屋の先で県道717号線に乗り換え、さらに県道42号に接続。
大分農業文化公園で昼食(山香地ビール+山香牛)にしようという魂胆です。
昼食後はそのまま県道42号(山香院内線)を下り、広域農道に接続して風の郷へ帰着し
温泉で汗を流してサッパリ。もう悦楽サイクリング・フルコースですね。
今日のこのコースをアレンジしたメンバーによると、全行程は約80キロとのこと。

しかし、いざ集まってみれば、MTBやシクロクロスバイクで来てる人もいたりして....
今日のコース、こなせるかな!?



そこはそれ、最初の峠を登りきったところで皆の調子を見て判断しようという事になりました。
臨機応変。小規模のクラブランではよくある事です。何はともあれ出発!

走り始めてほどなく、広域農道の登りに差し掛かりました。
実はこの道、数年前まで毎年6月の第1日曜日に開催されていた「チャレンジロード」という
ロードレースで使われていた道です。今はステージを上津江村のオートポリスに移したようですが。

今日のようにのんびり皆とペースをあわせながら登る分にはオモシロイですが
レースとなるとキツそうですね。
確かにこれなら「あれはただの我慢大会だ」という人が居るのもうなずけます。

峠の頂上手前にある「ポケットパーク」と名付けられたパーキング兼展望台で一休み。
登りでペースが合わず、バラけたメンバーが皆たどり着くまでここで待ち受けます。
山香町側から頂上を越えたその先に、別府湾が望める展望スポットがあると言うので
チョット道草を食うことにしました。



皆がロードを置いて草むらの中を歩いていたら、ここぞとばかりに
シクロクロスで乗り込んでくるメンバーが約1名....しまった、私もシクロで来れば良かった....



少し曇りがちで遠くがかすんでしまっていましたが、見慣れぬ角度からの
別府湾岸の眺めは新鮮でした。あたり一面に広がるススキも風流でイイですね。

さて、ここまでの登りで「やっぱり?」という感が....時刻はすでに11時をまわっていました。
予定を変更し、ショートカット。県道24号(日出山香線)に乗ったところからそのまま北上し、
まっすぐ大分農業文化公園を目指す事にしました。

と、県道24号線に向かう途中のこと。一本の枝道を前にして不意に立ち止まりました。

「ここから水の口湧水に寄ろう」

今日のコースをアレンジしたナビゲート役の鶴の一声。
脇道にそれたかと思ったら、下る下る何処までも勢いよく下ってゆく。
あとでコレを登り直すとか言わないよな? と、一抹の不安を感じながらついて行きます。



やがて一軒のお店が見えてきました。この先に「水の口湧水」があるらしい。
行き着いてみると、ずいぶん大勢の人が次から次へと水を汲んでいます。ポリタンクやらペットボトルやら
大量に持ち込んだ人が次から次へと....ここ、けっこう有名なのかな?



ここからすこし後戻ったところ、先ほど通り過ぎた「山豆苑」というお店の脇にも
水を汲める場所があります。こっちの方が空いてるので、私達はここで水を汲むことにしました。



さて、ボトルに水を汲むや否や、興味無さげに自転車のケージにボトルを差し込む私。
じつはさっきから気になって気になってしょうがない物があったのです。



「とうふアイス」300円也。今日はそのつもりは無かったのですが
またしても変り種ソフトを捕獲。一口舐めてみると、なるほど豆腐の味がする。
ともするとクドく感じられる事もあるバニラアイスが、豆腐で程よく薄められてサッパリ風味。
どうやって作っているのかよくわかりませんが、なんだか
豆腐とソフトクリームを半分づつ食べているような、妙な気分になります。



名水とソフトクリームで一休みしたら、いよいよ本日のメイン。大分農業文化公園へ向かいます。
いま下ってきた道を、そのままさらに下って、突き当たったのは県道42号(山香院内線)でした。
イヤ登り直すとかじゃなくて良かったヨカッタ。



公園西側の正門に到着。私は、以前ゴールデンウィークの最中に訪れた事がありますが
そのときは超満員で、とても自転車を持ち込む気になれる状態ではなかったので聞かなかったのですが
この日、受付ゲート(ここは入場料を取られます)で聞いてみると、自転車持込OKとのことでした。



大人400円の入場料を払って、自転車を携えて公園内に入っていきます。



なにはともあれ、まずは地ビールレストランで乾杯!山香牛に舌鼓を打ちます。
(しかし山香牛は高かった....ビックリしました)



食事を済ませたあとは、のんびりと園内を散策しました。ここは県の農業技術センターから
いろいろと指導や供給を受けているようで、色々と珍しいものがありました。
園内には、グルリと一巡りできるように遊歩道が設けられていましたが、距離的には
歩いて巡ると丸一日を要するほど長いものでした。
貸し自転車を用意している事もあってか、自転車での通行も考慮されて道が作られているようです。



湖(日指ダムのダム湖)のあちらこちらで釣り竿を携えている人がチラホラ見かけられるので
不思議に思っていたのですが、どうやらこのダム湖にはサカナが住んでいるようですね。
バスかな?ブルギルかなんかかな?中にはスピナーベイトをセットしている人を見かけました。
釣り上げているところは見かけなかったので、わからずじまいです。

そういえば、ウチにもホコリを被っているルアー竿が何本もあったっけ。



せっかく入場料払ったんだから、ひととおり全部見ていこう、という貧乏性の私達。
さらに昆虫館に入ってみることになりました。
私は昆虫は興味ないというか、むしろ苦手と言うか....一度は躊躇って踏みとどまり
皆が出てくるまで外で待ってようかと思ったのですが、なんとなく皆について中へ入りました。

あった!!

建物の奥へなにやら気配を感じました。
草木の向うに、軽食などを売っている店がチラリと見えます。
近づいてみると、そこにありました。「びわソフトクリーム」本日2種目の変り種ソフト。
じっくりと館内を巡る一行を他所に、さっさと一巡りしてその店に駆け寄る私。

びわソフトくださ〜い。



本日2本目。嬉しそうにソフトクリームを舐める私に、半ば呆れ気味のメンバー....
最後のしめくくりに、皆で安心院ワインの試飲に立ち寄り農業公園を後にしました。

ここからはまたチョット予定変更。農業公園の東側を通る県道627号(久木野尾山浦線)から
県道716号(佐田山香線)に接続、さらにその県道の途中から脇道にそれて
風の郷へと通じる広域農道へとショートカットしました。



一面に広がる黄金色の絨毯、たわわに実る稲穂や
鮮やかに咲き誇るコスモスの花が印象的な、秋の山香路でした。

風の郷に戻ってから、温泉で一日の汗と疲れを流し、山香町を後にしたのは
すでに夕刻。午後5時ごろだったでしょうか。
走行距離こそ45キロ足らずでしたが、秋をたっぷりと楽しんだ一日でした。

(終わり)


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