福津内科クリニックについて


ヘリコバクターピロリについて

ヘリコバクターピロリ(以下ピロリ菌)は1988年に、胃潰瘍、十二指腸潰瘍の原因菌として発見されました。その後、この菌は潰瘍だけでなく胃癌や悪性リンパ腫、その他蕁麻疹など種々の病気に関係していることが分かってきました。ピロリ菌は胃の前庭部という部分に感染し、胃の粘膜を萎縮させ胃癌の原因となる可能性が考えられています。

ピロリ菌の検査
胃カメラ
 胃の粘膜を採取しピロリ菌の菌体やピロリ菌の産生するウレアーゼを検査することによりピロリ菌の有無を診断できます。

尿素呼気試験
 お薬を飲んだ後、息を採取するだけでピロリ菌の感染を診断できます。感度特異性と共に優れた検査です。
血液検査
 簡便な検査ですが除菌後の検査に使用するには注意が必要です。
便検査
 簡便で感度も高い検査です。

ピロリ菌の除菌治療
現在ピロリ菌は抗生剤により除菌できます。
現在用いられているのは、アモキシシリン750mg、クラリスロマイシン200mg、プロトンポンプ阻害薬(タケプロン30mg、パリエット20mg、オメプラール10mgなど)を1日に2回、7日間服用する方法です。
この方法での成功率は60-70%と言われています。

1度目の治療でうまく除菌できなかった場合は、薬を変えて除菌を試みます。クラリスロマイシンの代わりにメトロニダゾール250mgを1日に2回服用することにより、95%以上の除菌が得られます。
耐性菌の出現を防ぐために、初めからメトロニダゾールを使用することは保険上認められていません。