セイルドリル1

日本丸 4月25日13:00〜16:00

セイルドリル(総帆展帆)は係留中にすべての帆を張り広げる訓練です。
当日は左舷斜め後方からおだやかな風が吹いていて快晴、絶好の日和。

船長は帆走時の指令所となっている舵輪と磁気コンパスを備えた艦尾から各オーダー(指示)を出します。
マイクを通して埠頭の見学者にも船長の声が聞こえるようになっていましたが、実際はすべて肉声で行うそうです。

マストは画像向かって右から、船首から斜めに出ているバウ・スプリット、
あとは船尾方向へ順にフォア・マスト、メン・マスト、ミズン・マスト、ジガー・マストと呼びます。
横のヤード(桁)も下からそれぞれ呼び名が定めてあり、各マストはヤード間ごとに縦にも区切られて、
やっぱり呼び名が決っていて、ヤードに張る帆の名前も決っていて・・・要するに全部の名前がきちんと決っているのです。
かなりややこしそうですが法則が決っているのでわりとラクに覚えられます(大部分は)

セイル(帆)は一番下の大きなものをコースと呼び、フォアマストのコースをフォースルと呼びます。
○○s'lsailを略して、s'lで、セイルがスルとなるらしい。
※各部の名称は実際とは異なってるかもしれません。さらにもしも間違ってたらゴメンナサイ。

独立行政法人 航海訓練所
船で風上へ間切る、詰め開きで進む、上手まわし(ウェアリング)、下手まわし(タッキング)
など、帆船小説でひんぱんに
出てくる表現も図解でわかりやすく解説してあります。

登檣
みんなすねまでズボンをまくって裸足。


帆をほどく
トップスル・ヤードとトゲンスル・ヤードは
ダブルヤードになっていて、
これは下を先に解き、次に上の帆を解く。
これも風上側から。
全部の横帆を解き終ったら全員降りてきて
あとは甲板での作業になります。

ジブ
それではいよいよセイルドリル開始。
『登檣!』
笛の合図とともに各マストのシュラウドを登っていく実習生。
安全のため必ず風上側から行う。

実習生の方にトップまで登るのにどれくらいかかるんですか、
と訊ねたら、最初は10分から15分くらいですが、
慣れると5分程度です、と教えてくださいました。
フートロープを伝って
足場はフートロープ1本。
ちゃんと安全ベルト着けてました。
最上部は甲板から約45m、
海面からだと・・・考えたくない。


ヤードでの作業と平行してバウ・スプリットでも
せっせとジブを解いていました。
見えませんでしたが、たぶんジガー・マストでも同様に。

で、最初に開くのが下から2枚目のジブ(だと思う)
※これがステイスルなのかジブなのかちょと自信がないです。
バウスプリットからするすると伸びてピンと張ると
見学の群衆から歓声があがりました。


同時にジガー・ステイスル(だと思う)も開いていきます。
船首を風に立てて安定させるために、まずこの二つの縦帆
を張るのだそうです。
(ここでスピカのスパンカーの説明アナウンス)

この日はほんとうに帆走向きの風で、係留索を切って動く心配もあるということで、
万一に備えてタグボートが待機していました。
ストームスル
一番下の横帆は船長が状況を把握する妨げにならないよう最後にまわし、あとは下から順次開いていきます。
最初に開く横帆はその上の3枚のロワー・トップスル。これがストームスル(荒天用の帆)。
ストームスルは縮帆の際も最後まで残します。これをロープで引きおろして広げます。

日本丸(海王丸も)はトップスル・ヤードとトゲンスル・ヤードがダブルヤードで、今張ったロワー・トップスル用の
ヤードは固定されていますが、上のアッパー・トップスル・ヤードはヤードを上に引き揚げて帆を張ります。


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