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大入島観光フェリーからの光景 Part2

佐伯港 1999 Summer



今年は雨が多くて天候的に写真日和が少なく、画像的にはいまいちです。
夏の佐伯港の眺めです。ステレオ画像は交差法で見てください。
動いている船の上から1,2秒間隔で2回シャッターを押すとステレオ用の2枚の画像ができます。今回は、デジカメの連写が効かないため、ふつうのカメラで撮って、スキャナーで読み込んだものです。時差があるため波はステレオになりません。 そのため片方の画像でガンマをいじって波を目立たなくし、結果としてもう片方の画像の波がよく見えるようにしてあります。



港の西側の船着きです。 手前には漁船とクルーザが1隻、 右手の複数の構造物はおそらく魚礁または波消しブロックと思われます。 ずっと向こうに坂ノ浦の三浦造船所が見えます。



港の東側です。右手の小さな山は濃霞山の一部、その奥に長島山の一部が見えます。 クレーンは佐伯重工業佐伯造船所、手前の砂山は佐伯港の資材置き場、 左手の煙突は興人佐伯工場です。 画面中央右の遠景の山は灘山(348M)になります。



上と同じく港の西側の船着きで、上の画像の右手になります。 濃霞山(61M)が画面左側、防波堤の赤灯台の向こうには資材置き場で、 現在は港内浚渫の土砂が主になっています。 クレーンのある船は台船といって、重量物運搬用のいわゆる”はしけ”でエンジンは ありません。移動時はタグボートの助けが必要です。



港からほぼ西の方角です。中央左の島は八島といいます。 一説に大入島の名前の語源は大八島でそれが大入島と書かれるように なったとあります。もう一つ、大入島が人の字に似ているため昔は大人島、 それがいつしか大入島と書くようになったとの説があります。もう一つ、 上記を足して2で割ったような説で、八の字に似ているから大八島、それが いつしか....というのもあり、いずれも真偽のほどはわかりません。 昔の記録では鎌倉期に戸穴の庄(現在の西上浦一帯) の武家の馬の牧場であったとあります。神の井の時代はさておき、 そのころはすむ人まばらであったようで、県南のリアス式海岸の文字道理津々浦々に 人が定着して”もう新規の余地がなくなった”のは江戸初期慶長年間といわれています。
 さて、画面の船はオロシの荒吉丸です。 もう少し天気がいいと左手に鶴見の大島が見えます。



3つ上の画像の拡大です。手前の防波堤の上の太公望たちがわかるでしょうか。 天候と潮の加減がよくなると、佐伯港と大入島の波止には釣り人が 必ず現れます。それはウイークデイか否かを問わず、時間帯を問わず、 どうやって暇を見つけるのか、感心するくらいです。 上げ潮、引き潮、少し曇り、そして海面の温度がある程度高いことが、 条件のようですが、一番わかるのは大入島の波止で浅いところに小魚が たくさん見えるときです。これは小魚を釣るわけではなく、大きな魚が もう少し深いところ、すなわち4,5Mの竿で届く範囲に、ずっと深い湾の底 からあがって来ていることを示しています。考え方を変えると、より長い 竿を使えば、ということになりますが、実際7Mの竿を使っているうち 手首が痛くなったというお年寄りを診療所で診たことがありました。



上の画像の左手です。Part1にも同じような画像がありますが、 左手の煙突の煙の立体感がおわかりになりますでしょうか。



この辺で疲れた目を休ませましょう。これは第一大入島丸、フェリーの 古株で、新しい方(第五大入島丸)が定期のドック入りした際などに 代わりに使われます。手前の手すりは第五大入島丸のものです。



佐伯重工業の手前を(かなりの距離はありますが)タグボートが走っていきます。 おそらく台船を運んだ帰りで台船の作業員もついでに乗せているようです。 このクラスの大きさでも馬力はあって、結構大きなものを引いています。 画像の船はなにも引いていない帰り船で、かなりの速度で通りすぎていきました。



第五大入島丸の大入島側乗り場(いよの)からの出発です。 左手の渦は回頭のためのスクリュー回転で、あと背中側の2基のスクリューが回って 結果的に右に船が回ることになります。夕暮れ近く、日は彦岳のほうに沈んでいく所です。島と佐伯港(葛港)の間は直線距離で1Kmばかり、加速して減速するまではわずかの時間です。 所要時間は全部で10分足らず。日本一高いフェリーと書いた新聞記者さんもいらっしゃいましたが、実際、博多湾の能古島もやはり同じくらいの距離と時間で、同じくらいの料金でした。



葛港です。フェリーはもう少しで到着します。 フェリー付き場は右手の桟橋の奥です。中央右の船は鶴見の大島行き快速船です。 その左少し奥は上にも出てきた荒吉丸、少しあいて左は石間丸です。



これは、大入島から撮ったもので、左手の小さな船はお盆の精霊船(佛船)です。 大入島の精霊船はあまり大きな作りではありません。どうやら佛さんは名残惜しくてもう少し島の近くに居たいようでしたが、この後波に押されて彼岸に流れていきました。


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