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編集発行人 コサカが贈る勝手きままな
つれづれ日記です。ハッピーな日もブルーな日も
美味しい珈琲で、一息いれてください。

7月21日 新居、決まりました!




家探しは、新たな局面を迎えている。
小倉の家は、外でしか動物が飼えないというのでNG。
あんなワイルドな家なのに、心が狭いなあと思う。
そんな時、筑紫野は「萌香」の帆足マスターから
文化学会イベントの件で連絡あり。
路地裏を読み「家を探してるんですか?
自分、友達が大家やってるんで」と言うので
聞いてもらったが、猫が粗相したため、
次回より猫NGとなったと連絡を受けた。
逆によかった、単に新しい所には住みたくなかったので。
でも、これまで無意識にターゲットから外していた
大牟田線エリアをもう一度、検索してみたら、
平屋で庭もついている物件を見つけた。
築50年だから、水廻りも相当古いだろうと思いきや、
こまめにメンテナンスされていて、
大家さんの愛が伝わってくる。
庭もあるし、駐車場もある。
そして、なんと家賃が5万!?やすっ。
そんなに安いところに住むのは都落ち感があるし、
過去の長屋ではレイチェル問題もあったし、
大丈夫かなあと一瞬不安になったが、
地元の不動産屋さんに連絡をとると、
とても感じのいい女性が対応してくれたので、
とりあえず見学に行くことにした。



あとでよくよく地図で現地を検索してみて
家賃5万の合点がいった。
大牟田線のすぐ隣なんです、家が。
うーん、そうかあ、やはり安いには理由があり、
そのため大家さんも内装をきちんとされているのだろう。
でも待てよ、私が大学生ではじめて一人暮らしした
コーポは、線路のすぐ隣だったじゃないか。
白と緑のかわいい外観にひと目惚れしたのだった。
私は、どうやら外観が好きな感じじゃないと、
いくら内装がよくて住みたくないらしい。
あの時は電車の音もそこまで気にならず、
線路が近い環境にもワクワクしていた。
ただなあ、山口の田舎と大牟田線じゃ本数が違うし、
今は家で仕事するしなあ。


どれくらい音がするのか、現地で聞いてみるしかない。
ただ、好きな平屋に住める!と思った時の
ワクワク感はものすごくて、
以来、どんな整った高気密な空間を見ても、
まったく心ときめかない。
そもそも自分がなぜ引っ越したかったのか、
それは今よりも地面に近い場所で暮らしたい
だったわけで、ここ最近、こぎれいで完成した
空間を求める気持ちが強まっていたが、
現時点では未完成の空間を、自分の創意工夫に
よって、いかに居心地よくできるか、
それこそが面白いチャレンジなのではないかと
思い始めている。
それに家賃が安いぶん、家具や照明などにお金を
かけられるじゃないかと気づいたら、
細胞の喜びが最高潮に!


家具といえば、2010年に今の家に引っ越した時に
飛騨産業の家具、柳宗理デザインの
ヤナギチェアシリーズのテーブルと椅子一脚を
購入していたのだが、椅子がもう一脚あればと
ずっとずっとずーっっっっっと思っていた。
福岡ショールームを検索したところ、
7月 28日まで夏のクリアランスセールがあっている。
ラッキー。善は急げと出かけてきました。
背もたれのついた「月光」シリーズのベッドも
よかったが、幸いヤナギチェアもセールになっていた。
ここ10年間仕事用に使っているが、材の清潔感は
色褪せないし、造りも頑丈でびくともしない。



もともと1978年より天童木工で作られていたが
廃番になっていたのを、2007年より
飛騨産業が引き受け、復刻版が実現したらしい。
厚みのあるやわらかな背もたれには、
飛騨産業独自の曲げ木加工が採用されている。
最初、今持っているナチュラル色ではなく、
ダーク色で今よりもワンランク上のひじ掛けの
ついた椅子を見せてもらった。
艶めいた民芸風の色合いに心奪われる。
年代物の仕事机の色合いと同系色だから、
仕事椅子にしたら ぴったりじゃないかとひらめき、
店員さんと3分ほど喋った後、
「これ、ください」と伝えたら、決断が早すぎて驚かれた。
と、しばらくしてナチュラル色のもありましたが、
どちらになさいますか?と尋ねられた。
2脚並べて見せていただく。
ああ、いいな、やっぱりいい。
ナチュラルのは、ブナ科の木材にみられる
虎斑(とらふ)という模様が出ていて、
私も虎年だしさ、すでに愛着がわいている。
どちらか一脚だなんて選べない。
両方だな、こりゃ、心は即決である。


が、セールとはいえ、けっこうな値段である。
そのため、誰に向けてかはわからないが
1分ほど悩むふりをしたあと、
「両方ください」ときっぱり告げた。
うっほっほ〜♪
平屋の家賃が安いぶん、好きな家具を揃えていいと
解釈したのか、私の脳内 ストッパーが外れていく。
まだ平屋に住むと決まったわけではないのに、
好きな家具だけは揃っていくという、愉快だなあ。
気に入った家具や絵などにお金を使うのは、
トータルでみれば安いもの。
その後、無印良品にも足を運んだが、
飛騨を見たあとだから、心ときめかず。
本のコーナーに行ったら、しいたけの本は
表紙を見せた状態で並べてくれていたが、
『珈琲屋』は相変わらずなかった。
文化学会に入っている人しか知らないような
マニアックな珈琲の本すらあるのに、
な、な、なぜに〜!? 
一度、出版社の営業の人から言ってもらった
はずなんだけど。私が執筆した坂田敏子さんの
『編む・つなぐ』があったのは、おおっと思ったけれど、
なぜ『珈琲屋』を知らないのか?
で、1時間ほど書店にいて手にとった本は、
文章を書くのに役立ちそうな渋い
聞き書きシリーズばかりで、純粋に今、
読みたい本ではなかったことに気がついた。
おー、気づかないうちにやっていたクセ。
あらためて好きな本を3册選び、3册買えば
カフェで飲み物一杯サービスというので
珈琲を頼んだら、やはり作り置きのを注がれた。
どしゃぶり雨のなか、真向かいの高級ホテルで
食事する人々を眺めながら珈琲を飲んで いると、
わたしゃ自由だなあと嬉しくなった。



今日は今日で、雨がひどい。
ある集まりに参加する予定にしていたが、
雨はひどいわ、生理になったわで、気がすすまない。
高速バスも運転見合わせだし、電車しかない。
でも何というか、自分は行くという選択をする
だろうなと思っていた。これまでなら間違いなく行った。
わずか2時間くらいの滞在でも、
苦労してその場に来ましたとアピールするために、
そして自ら交わした約束を果たすために。
だけど、それが何だというのだろう。
今、自分は行きたくない、それが本心なのだ。
よし、そうしよう。急な欠席メールを出すのは、
足の爪先がひん曲がるほどに緊張したが、
そうした恐れを振り払って思いきってやってみれば、
意外と結果、大丈夫だったりするんだなあ。
人に気に入られたいという下心から
とっていた行動を、自分ファーストに変えていくと、
目の前がパアーッと開けてくる。
言いたくても言わずにスルーして我慢していたことを
言葉に出すと、タイミングがどんぴしゃだから
新しい展開がある。
今、そういうことを心がけてやっている。


で、実際に平家を見に行ったところ、
とても話しやすい女性の担当者の方で、
昔の長屋のレイチェル話をその家に向かうクルマの
なかでし始めるほど。その方も霊を感じる方であり、
キョリが縮まった。物件は、想像していたよりも
数段すばらしい造りであり、壁の張り替えなど
要望をすべて言って、
あとは大家さんに検討して
もらうことになった。
その回答によっては、もしかしたらやめることも
ありえるが、ほぼそれはないだろう。
電車の音は、まあ気になるといえばなるけど
思ったよりも頻度は少ないし、慣れるレベル。
家の横には、ニュータウンの戸建てが濫立していたが、
このエリアのみ大家さんは売らなかったらしい。
それだけこの家を大切に思っているということだ。
その後、仮契約を交わしました。
あれよあれよという間に、体がそうするままに。
担当の人も「やっぱり、その時、その場所に住むべき人が
ちゃんと住むようになっているんですね」 と話していた。



引き渡しは8月30日、それから自分の家になる。
引っ越しは9月半ばかな。
そんな契約をしていたら、友人から映画のお誘い。
KBCシネマで「作兵衛さんと日本を掘る」を鑑賞。
途中3回くらい意識を失いかけたが、
とても完成度の高いドキュメンタリー映画だった。
森光さんの映像も何とかしないとなあ。
次の家での仕事かなあ。
ともあれ、これから家づくりを楽しんでいきたい。
お祝に白ワインを買った。
第3の目が開いている宇宙人っぽい
人が描かれていたラベルの一本を買って、猫と乾杯した。
日本家屋の生活が始まるぞー。
それでは、また明日。

 






                   (編集発行人 コサカ)



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