山本の主張

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2020年8月3日 アベノマスクではなく抗原キットを

 コロナ第二波のさなかGoToキャンペーンの開始となった。このままでは観光関連産業が壊滅するという危機感(その世界の友人もおり、それは理解できるが)から、取るものもとりあえずギャンブルのように実施という無為無策あるいは無謀強行。ここにきてPCR検査不拡大方針が完全に裏目に出て、世界が感染制御に成功しつつあるなか、当初日本ミラクルなどと自画自賛してまともに対策を考えてこなかったため、コロナを日本中に蔓延させるためとしか考えられないような施策となった。3ヶ月コロナ感染ゼロを誇った大分もポツリポツリとPCR陽性者が発生しはじめた。福岡、大阪、沖縄はもはや東京並だ。アフリカの開発途上国並みというPCR検査無能力さが最近になって各層から言われるようになっているが、小生は3月から一貫して拡大すべきだと主張してきた(疑われる向きは過去のコラムを見てほしい)。当初多くの識者(ことに感染専門家といわれる方々)が、PCR検査拡大に反対する姿勢であるなかで、たかが臨床検査なのだから、妙な思い込みでの価値観を持ち込んで制限すべきではないと主張してきた。そしてわが国のPCR脆弱体制は、日本の感染関係医学会の意図的な不作為だとも指摘してきた。関係各位はいい加減に間違いを認めるべきではないのか。その結果として検査なしの観光拡大という無謀極まりなりない施策が実施されることになり、これはもはや一億総特攻である。あるいは竹槍でコロナと戦えと言っているようなものだ。

PCRは不断の努力で拡大していかないと他国のような状況に持っていけない。いまさら当初のPCR限定方針を変更してもそう簡単に他国なみに持っていけないのだ。そこで小生は提言したい。PCRは有症者限定でよい。しかしGoToキャンペーン参加者は、抗原キットによる陰性証明を持って行えと。これはモノさえあれば時間も人手もかからない。もちろんPCRに比べて感度は下がる。しかしやらないより数倍、いや数百倍ましだ。100%ではないから駄目だというような議論がこれまた専門家の方から言われるが、100%でなければ無為無策のほうがいいのかと言いたい。GoToキャンペーンのような無謀な観光拡大よりよほどましだ。国の方針としてどんどん抗原検査キットを増産すべきで、この陰性証明があれば東京を除外する必要もなく、今より格段に安全に観光拡大できるはずだ。マスクより抗原検査キットを配れ!よい知恵も浮かばずもはやお手上げでやる気もうせたのなら、お互い知識や教養に乏しい狭間年代のよしみではあるがアベ君、さっさと引退を決意さられたらどうか。